健康 11月14日は世界糖尿病デー 糖尿病について学ぼう

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世界糖尿病デーは、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起するために定められました。
この機会に、私たちに身近な病気である糖尿病の予防や治療継続の重要性について、考えてみませんか。

■成人のうち、男性の約6人に1人、女性の約11人に1人は糖尿病が強く疑われる状態です
令和5年度国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、20歳以上の男性が16.8%、女性が8.9%でした。
本市でも、令和5年度市民健康等意識調査によると、「糖尿病または血糖値が高いと指摘された人」の割合は20.2%となっており、平成23年度(10.1%)、平成29年度(13.8%)と比較して増加しています。

■意外と知らない 糖尿病と全身疾患の関係
糖尿病は、血糖値を下げるインスリンの不足や、インスリンの働きが悪くなることにより、高血糖が慢性的に続く病気です。高血糖状態を放置していると、目や腎臓の血管など全身のさまざまな血管を傷つけ、自覚症状のないままにさまざまな合併症を招きます。
適切な治療や生活習慣の改善により、高血糖状態にならないよう血糖値を管理することで、合併症などの重症化を予防することができます。

■糖尿病を予防するためのポイント
◇栄養
毎食野菜を取り入れ、バランス良く食べることが重要です。また、適正飲酒に努めましょう。

◇運動
ウオーキングなどの有酸素運動に軽めの筋力トレーニングをプラスして行いましょう。

◇休養
ストレスを溜め込まず、適度にリフレッシュしながら上手に休養を取りましょう。

◇たばこ
禁煙に努めましょう。

◇健康診断
定期的に健康診断を受診し、血糖検査(空腹時血糖など)を定期的に確認し、早期発見・早期受診に努めましょう。

■健診結果を確認しましょう
空腹時血糖値(※1)やHbA1c(※2)などから、糖尿病の可能性を調べることができます。右上の表を参考に、該当する場合は早めに医療機関へ相談してください。

■糖尿病の判定基準

■糖尿病と診断されたら
・食事や運動の指導を受け、適正な食生活や運動の実践、禁煙を心掛けましょう。
・定期受診し、検査や治療を継続しましょう。
・合併症予防のために、眼科や歯科を定期的に受診しましょう。
・糖尿病連携手帳を携帯しましょう。持っていない人は、主治医に相談してください。

■糖尿病に関する催しなど
1 家族みんなで知って得する健康イベント「意外と知らない!?歯周病と糖尿病の関係」
日時:11月9日(日)午前10時~午後3時。
会場:FKD宇都宮店(今泉町)。
内容:家族で楽しめる糖尿病の予防に関する簡単なクイズ、無料の簡易血糖検査や血圧測定、唾液のPH(ペーハー)測定、医師、歯科医師などによる相談会、糖尿病予防に関するリーフレットの配布など。

2 宇都宮タワーブルーライトアップ
日時:11月7~14日、午後5時~9時。
内容:全国糖尿病週間に合わせた宇都宮タワーの「ブルーライトアップ」の実施。

3 病態別栄養相談(管理栄養士による食事療法)
日時・会場:
月曜日(祝休日、年末年始を除く)、午前9時30分~午後3時(要予約)…健康増進課(保健所・竹林町)。
土・日曜日(祝休日、年末年始を除く)、午前9時30分~午後3時(要予約)…市保健センター(トナリエ宇都宮9階)。
申込方法:電話で、健康増進課へ。
その他:相談の際は医師の指示書が必要です。

糖尿病の予防については「糖尿病を予防するために今伝えたいこと」と題したこちらの動画もご覧ください
健康増進課Youtube(ユーチューブ)チャンネル
「健康つつみやきちゃんねる」
※二次元コードは本紙をご覧下さい。

※1 血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の量。空腹時血糖値は、10時間以上絶食した時点での血糖値のこと。
※2 赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、過去1・2カ月間の血糖値の指標になります。

問合せ:健康増進課
【電話】626-1126