くらし 【特集2】9月は認知症普及啓発月間です

9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、全国各地で認知症の普及啓発を目的とした取組を行っています。栃木市においても、9月を“認知症普及啓発月間”として、展示等の啓発を実施します。
認知症について正しい知識をもち、早期発見と治療に結びつけることが大切です。
また、認知症の方やその家族の気持ちに寄り添い、ともに支え合える社会をつくっていきましょう。

◆チームオレンジを知っていますか
チームオレンジとは、地域住民や専門職など多様な認知症サポーターがチームを組んで、地域で暮らす認知症の方やその家族の生活面のニーズに応じた支援を行う取組です。認知症の方やその家族もメンバーとなり、チームで認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを考えていきます。
交流や見守りを通じて、認知症のことをみんなで話し合えるチームを目指し、チームオレンジの輪を広げていきます。

◆あなたも認知症サポーターになりませんか?
◇認知症と共生社会
昨今の高齢化の進展に伴い、認知症の方は増加傾向にあります。しかし、認知症になったからといって、明日から何もできなくなるわけではありません。「できないこと」に注目したり、「何もできなくなる」という考え方ではなく、『できること、やりたいこと』に焦点を当てて、お互いに支え合うことが大切です。その人の個性や尊厳を尊重しながら、住み慣れた地域で希望を持って生活を続けていく共生社会の実現を目指していきます。

◇認知症サポーターとは
認知症サポーターは、認知症に関する知識と理解をもち、地域で認知症の方やその家族に対してできる範囲で温かく見守る応援者として、ご自分のできる範囲で活動していただく方のことです。

◇認知症サポーターに求められる役割
〔5つのポイント〕
1.認知症に対して正しく理解し偏見を持たない
2.認知症の方やその家族を温かく見守ることができる
3.近くの認知症の方やその家族に自分でできる事を実践する
4.地域でできる事を考え、相互の助け合い、協力、連携、ネットワークをつくる
5.すべての人にとって住みやすいまちづくりを担うリーダーとして活躍する

◇認知症サポーターになるためには
認知症サポーターになるには、認知症サポーター養成講座を受講していただく必要があります。養成講座は公的機関のほか、銀行、郵便局、スーパーマーケット、介護事業所、高齢者団体、小・中学校など、地域のさまざまな場所で開催しています。
※出前講座の依頼については、各地域の地域包括支援センターにお問合せください。

◆講座情報
◇栃木市市民特別講座~まちぐるみで認知症高齢者を支える~
日時:9月23日(火・祝)14時30分~16時30分(開場14時)
場所:とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館/旭町)小ホール
内容:
・第1部 基調講演「認知症の方との関わり方」(30分)
講師…山口雅之(やまぐちまさゆき)氏(チームオレンジSTAND BY YOU代表)
・第2部 映画上映「ぼけますから、よろしくお願いします。」(50分)
定員:200人(当日先着順)
費用:無料
備考:手話通訳、要約筆記あり※第1部のみ/第2部は字幕あり

問合先:地域包括ケア推進課
【電話】21-2170

◇成年後見制度・市民後見人啓発講演会
日時:10月18日(土)13時30分~15時40分(開場13時)
場所:岩舟文化会館(コスモスホール/岩舟町静)
内容:
・第1部 講演「笑って学ぶ成年後見制度~ふたたび風を吹かせます」
講師…青空一風(あおぞらいっぷう)・千風(せんぷう)(漫才師)
・第2部 成年後後見制度 QandA 〇×クイズ
定員:200人(当日先着順)
費用:無料
主催:栃木市/栃木市社会福祉協議会(栃木市成年後見サポートセンター)

問合先:栃木市成年後見サポートセンター
【電話】22-4501

問合せ:地域包括ケア推進課
【電話】21-2170