くらし 令和6年度 小山市民フォーラム(1)

小山市民フォーラムは、市民参加型のまちづくりを進めるため、市民の皆さまと市長が意見交換を行い、市民の意見を市政に反映させるもので、令和2年度から開催しています。これまで実施してきた「テーマ版」、「地域版」に加え、令和6年度からは、「おやま井戸端会議」、「出張版」を開催し、より多くの市民の皆さまが市政に参加しています。

■これまでの開催について
▽実施したテーマ(一部抜粋)
・子育てにやさしいまちを考えよう
・2054年の小山市を語ろう!
・おやまMIRAI若者会議 ~For Better Oyama~
・外国人にも暮らしやすい小山にするためには? ~多文化共生について考えよう~

これまでに開催された小山市民フォーラムから出た意見をもとに、公共交通の拡充としてのおーバスの増便、若者が活躍するまちの実現に向けた高校生バンドによる「おやまMIRAIフェス」の開催などの実現につながりました。

▽令和6年度から開催しています
・おやま井戸端会議
気軽に意見交換ができるように少人数で実施します。別のイベントに合わせて開催し、その場で参加できることもあります。
・出張版
若者の声を聞くために、市内の学校を訪問して学生と意見交換を行います。慣れ親しんだ環境で開催し、参加者が話しやすい雰囲気をつくることで、多くの意見が出ることが期待されます。
白鷗大学(11月15日(金)開催)、小山北桜高校(11月22日(金)開催)での出張版小山市民フォーラムについて、6~7ページで紹介しています。

■地域版小山市民フォーラム
令和6年度の地域版小山市民フォーラムは、桑地区、絹地区、美田地区において開催されました。
・小山市桑地区自治会連合会市民フォーラム
10月24日(木)「未来を担う次世代に継承するために」
・絹地区市民フォーラム
12月1日(日)「絹地区のまちづくりについて」
・小山市自治会連合会美田支部市民フォーラム
12月16日(月)「美田地区の活性化について」

◆小山市桑地区自治会連合会市民フォーラム
桑地区の自治会長らにより、自治会と市の連携、農業活性化の対策について市と活発な意見交換が行われました。地域の中心的な役割を担っている自治会の活動に携わる参加者から、地域の将来を考えたさまざまな意見が挙がりました。

▽参加者からの意見
・自治会加入促進について積極的に取り組んでいただきたい。
・自治会での防犯カメラの設置について興味を持った。
・農業に興味がある方と農家をつなぐ市の取り組みがもっと広まっていくとよい。

◆絹地区小山市民フォーラム
地域版小山市民フォーラムでは初めてのグループワーク形式で行われました。絹地区まちづくり推進協議会役員が進行役となり、子ども会育成会役員や地域住民ら29人が参加し、思い思いの活発な意見交換が行われました。グループごとの意見発表では、地区の特色である農業によって地域を盛り上げたいという意見が多く挙がるなど、絹地区をより良くしようと主体的で真剣な参加者の様子が伺えました。

▽参加者インタビュー
絹地区出身ですが、絹地区外での生活が長くさまざまな経験をされたという稲葉さん。地元に戻ってきたのをきっかけに、自身の経験を地元の活性化の役に立てられたらと今回参加を決めたとのこと。感想や思いなどを伺いました。

・グループワークで幅広い世代と交流できた
小グループでテーマごとに話し合うグループワーク形式により、幅広い世代間で意見を伝える場所があったことがとてもよかったと話す稲葉さん。「なかなか意見を出す場がなかったが、積極的にさまざまな世代の意見も取り入れてくれる前向きな姿勢が見られて非常に良い機会だった」と語ってくれました。

・“気軽”に地域ぐるみで主体的に考える
今回の市民フォーラムをとおして、「もう少し気軽に誰でも参加できるお茶会のようなものがあれば、さらに幅広い世代からより多くの意見が出てくるのでは」と稲葉さんは話します。偏った意見とならないよう、老若男女問わず気軽に意見交換ができればより良くなるのではと提案してくれました。さらに、「今後の絹の活性化に期待しています」と絹地区への熱い思いを語ってくれました。

▽参加者からの意見
・絹地区の特徴である農業とITを融和させることで発展させていけるとよい。
・空いている農地を市民農園として活用してはどうか。
・地域の人が絹地区の歴史やお祭りを理解して継承していきたい。
・家を建てる環境と家を建てた後に安心して住める環境を両立して整備するとよい。

問合せ:まちの魅力推進課
【電話】22-9339