健康 《健康おおたわら塾》高齢期の低栄養予防

~高齢期はフレイルにつながる『低栄養』に注意することが大切です~
フレイルとは、加齢に伴い心身の機能が低下し、「健康」と「要介護」中間の状態です。

■低栄養とは
こんなことはありませんか?
・食欲の低下
・口腔機能の低下で、食事が食べにくい
・食事の準備が面倒
↓ 食事量が減る
・身体を動かすために必要なエネルギーが不足
・筋肉など身体をつくるたんぱく質が不足
低栄養状態になりやすくなります

■低栄養が及ぼす影響
日々の食事によって、気づかないうちに必要な栄養が不足したり、偏っていたりすることで身体にフレイルの悪循環を起こしやすくなります。

■低栄養を予防するための食事のポイント
▽(1)1日3食食べる
1食でも欠食すると、エネルギーや体づくりの材料が足りなくなります。
食事の量が減ったときは、牛乳、ヨーグルト、果物などを補食(間食)で補うこともおすすめです。

▽(2)バランスよく食べる
主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう。
主食(ごはん、パン、めん類):エネルギー源
主菜(肉、魚、卵、大豆製品):体を作る材料
副菜(野菜、果物、海藻、きのこ類):体の調子を整える
加齢とともに筋たんぱくの合成が遅くなるため、高齢の方はより一層主菜(たんぱく質)を取ることが大切です。

▽(3)いろいろな食品を食べる
体の機能を維持するためには、できるだけ多様な食材から栄養素を補いましょう。
さ:魚
あ:油
に:肉
ぎ:牛乳
や:野菜
か:海藻
(に)
い:いも
た:たまご
だ:大豆製品
く:くだもの

■~低栄養を予防するためにもお口の健康が大切~
「かみにくさ」を感じると、柔らかい食べ物に偏り、十分な栄養が取りにくくなります。かみ合わせの不具合や義歯が不安定であれば、歯科医師に相談しましょう。

問合せ:健康政策課[本]3階
【電話】0287‒23‒7601