- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県大田原市
- 広報紙名 : 広報おおたわら 令和7年3月号(No.1332)
■星空情報
●月の動きに注目
天文館を訪れる小さなお客さまから、「どうして月はいつも同じ模様なの?」と聞かれることがあります。それには「月が1回転するのと、地球の周りを1周する時間が同じだからです」と答えています。
ボールに目印をつけ、それを目の高さに持って腕を伸ばし、体ごと1回転してみてください。ボールは月、ボールを持った人が地球です。目印はいつも自分の方を向いたままです。実際に月は約27.3日かけて1回転、1周しています。
月は、地球からの引力と月の遠心力とで、形が少し細長く伸ばされました。そして、伸びた面が常に地球を向くことで動きが安定したのです。
さて、その月ですが、3月2日に金星と接近、5日に月の「すばる食」、6日に木星と接近、9日に火星と接近など、他の天体との共演に注目です。
※1月号の内容に誤りがありました。火星の公転周期は約687日です。
●主なイベント(4月予定)
▽(1)月のクレーターを見よう
日時:4月4日(金)~6日(日)19:10~21:00
内容:月齢6~8の月を、双眼鏡や望遠鏡を使い、観望します。迫力あるクレーターなど、見慣れた月の、いつもとは違った姿をお楽しみください。
▽(2)春の星座観望会
日時:4月18日(金)~19日(土)、25日(金)~27日(日)19:40~21:00
内容:「春の大曲線」と呼ばれる星と星を結ぶ大きなカーブを手掛かりに、うしかい座やおとめ座などの春の星座をたどります。星の大集団(球状星団M3)も観望します。
▽(3)子どものための春の星座教室(北斗七星を目印に星座を探す)
日時:4月29日(火)(祝)、5月1日(木)~6日(火)19:40~21:00
内容:大きく広がる北斗七星を手掛かりに、春の星座を探します。まずは春の大三角を探してみましょう。小学生を含む家族やグループが対象です。
詳細は天文館HPをご覧ください
**********************************
休館日:毎週月曜(祝日を除く)、祝日の翌日(日曜を除く)
開館時間:13:30~21:00(入館は20:30まで)
問合せ:天文館
【電話】0287-28-3254