- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県さくら市
- 広報紙名 : 広報さくら 令和7年10月1日号
■〔今月の特集〕SOSを出しやすい社会に
▽ヤングケアラーに必要な支援を考えよう
大人の代わりに家事や家族のお世話を担い、その役割が過剰になることで、自分自身の生活や心身に大きな負担がかかっている子ども・若者を「ヤングケアラー」といいます。こうした状況では、友達との交流が希薄になったり、辛いことや悩みを誰にも話せず、自分自身のことを考える時間が十分に取れないため、将来への不安や孤独を感じやすくなります。
▽子どもの負担を軽くしていくために
困難な状況に苦しむ様子に気づいたら、まずは声をかけるなど、子どもが気軽に話せる存在になっていただきたいと思います。大変な時に「助けてほしい」と訴えられる大人、「SOSを伝えても大丈夫」と感じられる身近な存在があることは、ヤングケアラーの心の負担を軽減することでしょう。
お世話を頑張る子どもたちが、過度な責任や負担を背負い、重圧で倒れてしまうことのないように、私たち一人ひとりが子どもたちに目を向け、安心してSOSを発信できる社会の仕組みを作っていくことが今求められています。
執筆:県こども政策課ヤングケアラーコーディネーター 平野恵子
子どもが気軽に話せる存在に
問合先:県こども政策課
【電話】623-3061
