くらし 市長の部屋

■平和をつなぐ
今年は終戦から80年を迎える節目の年です。本市においても、戦時中の昭和20年7月28日正午ごろ、小金井駅とその周辺を走る列車が戦闘機による銃撃を受け、31人が亡くなり、70人以上が負傷したとされています。毎年、遺族会の皆さまによって小金井駅前で慰霊祭が執り行われており、今年7月27日の慰霊祭には、ご遺族をはじめ、約100名の方々が参列されました。
また、同年8月6日には広島県が、同9日には長崎県が原子爆弾によって壊滅的な被害を受け、あわせて20万を超える尊い命が犠牲となりました。
市では、子どもたちに平和について考えてもらいたいという思いから、毎年、広島県への中学生平和派遣事業を実施しております。今年は市内の中学校および義務教育学校から代表として8名の生徒が参加しました。
戦争を体験された方々による記憶の継承が年を追うごとにますます難しくなる中、平和派遣事業に参加した生徒の皆さんには、広島の地で学んだことや感じた思い、そして平和の大切さを多くの方々に伝えていただきたいと願っています。