- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県上三川町
- 広報紙名 : 広報かみのかわ 2025年4月号
入学・入社・転勤など、春は転居の多い季節です。
引っ越し時から防犯対策を徹底して、家族や自分の安全を守りましょう。
◆『引っ越し時に発生しやすいトラブル』
▽荷物の紛失・盗難
引っ越し時のトラブルで多いのが、荷物の紛失と盗難です。現金や宝飾品、通帳などの貴重品は、できるだけ自分の手で運びましょう。また、新居に運び込んだ荷物は、大切なものだけでもその日のうちに確認するようにしましょう。もし見つからない荷物があれば、すぐに引っ越し業者に連絡して、探してもらいましょう。
▽不法侵入・空き巣
新居へ荷物を運ぶ際は、出入口が開けたままの状態になるため、不審者が室内をのぞいたり、立ち入ったりしないように、玄関付近には常に注意を向けておきましょう。また、このタイミングは引っ越しトラックの荷台も無防備になりがちです。トラックが停めてある駐車場等にも注意しましょう。
▽盗聴器・盗撮カメラ
盗聴器や盗撮カメラは電化製品やコンセントに仕掛けられることが多く、「前の住人が置いていった製品に盗聴器が仕掛けられていた」というケースもあります。前の住人が置いていった製品をそのまま使用することは避けましょう。
▽トラブルを防ぐ防犯対策
(1)鍵は必ず交換してもらう
鍵を交換しないと、前の住人が合鍵を使って侵入してくる恐れがあります。必ず新しいものに交換してもらいましょう。
(2)荷物は段ボールに入れ、通し番号をつける
衣装ケースなどの半透明の容器は中身が見えてしまうため、段ボールなどに詰めましょう。梱包した段ボールには通し番号を振り、中身をリストにまとめておけば、どの箱に何が入っているか把握でき、新居に運び込まれた際にすべてそろっているかの確認も容易になります。
(3)カーテンを取り付ける
カーテンは事前に準備しておき、入居日当日に取り付けましょう。一人暮らしの場合は、カーテンの柄から性別等を特定される恐れがあるため、デザインがシンプルで、人目をさえぎる効果の高いものがおすすめです。
(4)コンセントや照明器具などをチェック
入居の際は、盗聴器や小型の盗撮カメラなど不審な機器が設置されていないかチェックしましょう。確認ポイントは、コンセントや残された家電類(テレビ、洗濯機、エアコンなど)の裏、照明のスイッチなどです。ただ昨今のカメラは小型化が進んでおり、直径1mm程度の穴があれば設置できるタイプもあります。個人で対応するのが難しい場合は、盗撮・盗聴被害の調査を行う専門業者に依頼しましょう。
(5)場所を特定できるSNSの投稿は控える
深く考えずに引っ越しの様子や新居をスマートフォンで撮影し、SNSに投稿すると、場所を特定される可能性があります。
物件名や住所表示がなくとも、周りの景色や近所のお店などが映りこんだだけで特定される可能性もゼロではありません。
問合せ:地域生活課 生活係
【電話】0285-56-9129