- 発行日 :
- 自治体名 : 群馬県前橋市
- 広報紙名 : 広報まえばし 2024年12月1日号
これから旬を迎えるイチゴ。本市では「いちご推しまえばし」と称し、前橋産イチゴを推していきます。実は本市とイチゴには深い関わりが。イチゴのまち日本一を目指し、本市のイチゴ愛と前橋産イチゴの魅力を紹介します。
■前橋とイチゴの甘い関係
本市とイチゴの関係を調べていくと新たな事実が分かりました。
◇全国で一番イチゴを買う市民
統計局が全国を対象に実施している家計調査。本市は、令和3年から昨年までのイチゴ平均購入金額が政令指定都市と県庁所在地で1位となりました。全国平均と比べると1,600円も多く支出しています。
◇イチゴ農家が増えています
市内で認定新規就農者になった人のうち、イチゴ農家は平成30年度から昨年度までで9人。ほぼ毎年、イチゴ農家が生まれています。
◇ふるさと納税注文数堂々の1位
昨年度の本市ふるさと納税の実績を見ると、注文数上位4位は全てイチゴ。イチゴの注文数だけで全注文数の40パーセントを超えています。また、リピーターが多いのも特徴。市外にも前橋産イチゴのおいしさが広がっています。
◇群馬が鶴なら前橋はイチゴ
本市の地図下部にイチゴのヘタを描いてみてください。だんだんイチゴに見えてきませんか。本市でイチゴが愛されるのは決められた運命だったのかもしれません。
■おいしい前橋産イチゴを食べたい!
前橋産イチゴは、イチゴ農家の直売所や市内の各農産物直売所・スーパーなどで購入できます。当日収穫した新鮮なイチゴが店頭に並ぶのも、地元産の魅力。みんなでとれたてイチゴを楽しみましょう。
◇おいしく食べて免疫力アップ
イチゴはビタミンCが豊富。6・7粒で1日の必要量を取ることができます。ヘタの周りに多く含まれているため、ヘタはなるべく小さく取りましょう。また、甘さは常温の方が感じやすく、先端の方が強いです。
◇前橋産イチゴを一年中楽しもう
イチゴの旬は1月~4月頃。しかし、この時季以外でも前橋産イチゴを楽しむ方法があります。その方法とは加工品。市内イチゴ農家では、旬に収穫したイチゴを使って自家製スムージーやジェラートなどを作り、一年を通して販売しているところがあります。そのまま食べるイチゴとは違ったおいしさに出合えます。イベントや直売所などで見かけたら、ぜひ食べてみてください。
◇イチゴイベント楽しんで
本市では、市役所1階市民ロビーなどで前橋産イチゴの販売イベントを開催。また、昨年道の駅まえばし赤城で好評だった「いちごフェスティバル」も開催される予定です。市内イチゴイベントの開催日時や出店者などの情報は、今後本紙や本市ホームページでお知らせします。
■イチゴ農家に聞きました
◎いちよんいちご 石井博和さん(富士見町時沢)
令和3年10月に就農しました。こどもが生まれるタイミングで、家族との時間を大切にしたいと考え、会社員から転職しました。農業の魅力は試行錯誤によってゼロから自分で作り上げられること。土の代わりにヤシガラを使い、農薬を減らし天敵農法を導入することでイチゴにとって良い環境を作っています。
◎伊藤園芸いちごハウス 伊藤晴夫さん(上大屋町)
イチゴ農家を始めて15年目になりますが、常に挑戦と改善の繰り返しです。食べた人に「おいしい」「来て良かった」と言ってもらえるように丹精込めて栽培しています。イチゴは赤ちゃんと一緒。空腹感や不快な気持ちに気づいてあげないといけません。直売所が多いことも前橋の特徴。新鮮なイチゴを味わってください。
■直売所情報は前橋いちごガイドで
昨年度作成した前橋いちごガイドには、市内イチゴ農家直売所22カ所を掲載。収穫体験や宅配の有無も一目で分かります。直売所は市内全域に点在しているため、行きやすい直売所が見つかるはず。今まで知らなかった直売所の発見に役立ててください。
問合せ:農政課
【電話】027-898-5841