くらし (特集)新ごみ処理場と歩む未来 見沼環境センター始動!(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県さいたま市
- 広報紙名 : 市報さいたま 2025年6月号
見沼環境センター始動!
みんなでつなげたい
未来へのヒント
今年4月から供用が始まった見沼環境センター。二酸化炭素排出量や大規模災害への対策など、ごみ処理を取り巻く環境変化に対応します。ごみの焼却以外にも、リサイクルの推進や市民の学びの場としての機能も備えるなど、未来へのヒントを与えてくれる場所なのです。
■ヒント(1)
ごみの力で発電
ごみを燃やした熱で電気を作り、施設内で有効利用!余った電気も市内の身近な場所で活用されます。
焼却時に発生した熱(蒸気)は、隣接しているゆーぱるひざこの温水プールや温浴施設で利用しています。
「ごみをただ焼却するだけでなく、エネルギーとして無駄なく活用して資源を循環させ、環境への負荷を減らすことを目指しています!」
(見沼環境センター職員)
◇ヒント…広大な緑地を整備
〇CO2
・CO2排出量を押さえ環境に優しい
〇蒸気タービン発電機
〇ボイラ
〇バグフィルター
・排気もきれいに
■ヒント(2)
最終処分量ゼロ
見沼環境センターでは、ごみを燃やした際に出る灰などをセメントや人工砂の原料として再利用。最終処分場に埋め立てず、資源を循環させ、環境への負荷を減らす社会の構築を推進しています。
びんやかんは再生工場に運ばれて再生品として再利用されます。また、もえないごみや粗大ごみの中から鉄やアルミを回収し、建築材料などの再資源として生まれ変わります。
◇ヒント…資源化
〇焼却炉
・ごみが持つカロリーで燃えるため助燃材が不要
〇焼却後の灰・飛灰
・灰は無駄なく資源化して埋め立てゼロ
〇高速回転破砕機
・ごみを選別に適した大きさに破砕!