文化 大宮盆栽村 100年のあゆみ~発展~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県さいたま市北区
- 広報紙名 : 市報さいたま 北区版 2025年6月号
令和7(2025)年、大宮盆栽村は開村100周年を迎えました。そこで、今年度は歴史を紡いできた先人たちに思いを馳せながら、世界に誇る盆栽の聖地「大宮盆栽村」の軌跡を特集します。
この100年のあゆみを振り返ってみましょう。
■住宅地・観光地としての発展
昭和4(1929)年11月、総武鉄道(大宮~粕壁(現春日部)間)が開通し、大宮公園駅が開設されると、大宮盆栽村は住環境の良い住宅地として注目されていきました。これにより、盆栽業者や愛好家のみならず、一般の人々も移住を始めました。また、大宮盆栽村でも観光案内リーフレットを作成するなど、観光に力を入れ始め、多くの観光客が盆栽村を訪れるようになりました。当時のリーフレットを見ると、現在の碁盤目状の区画がすでにほぼ整備されており、今も営業している盆栽園の名前も見ることができます。
■「盆栽町」の誕生
住宅地化の進行によって居住者が増加した結果、大宮盆栽村は昭和12(1937)年に大砂土村の「第八区」となりました。その後、昭和15(1940)年に大宮市が誕生し、昭和17(1942)年4月に区制が廃止されると、それまで愛称でしかなかった大宮盆栽村は、行政地名「盆栽町」となりました。
≪盆栽みっけ≫
~盆栽園を訪れてみよう~
大宮盆栽村には、複数の盆栽園があります。盆栽に触れない、写真を撮らないなどの基本的なルールを守れば、見学は自由です(無料)。ぜひ、園主こだわりの盆栽を見にお出かけください(盆栽大野への訪問は要予約)。
開園時間:9~17時(園、季節によって異なります)
休園日:木曜日、年末年始(各園ごとに臨時休園あり)
問合せ:北区役所コミュニティ課
【電話】669・6020【FAX】669・6161