くらし 〔特集〕所沢のこれから
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県所沢市
- 広報紙名 : 広報ところざわ 2025年4月号 No.1237
「第6次所沢市総合計画」後期基本計画が、2025年4月からスタート。後期基本計画の主なポイントをお伝えします。
■「第6次所沢市総合計画」後期基本計画がスタート! 2025年度→2028年度の所沢
○所沢市総合計画って?
市のまちづくりの方向性や、その実現の方法などを記載した最上位計画です。総合計画は、1969年に第1次の計画が策定され、現在は第6次の計画が進行中です。
4月からスタートする後期基本計画は「第6次所沢市総合計画」の一部で、今後4年間の市の施策の方向性を示すものです。
※前期基本計画は2019~2024年度までの6年間の計画です。
■後期基本計画のポイントは2つ
(1)「こどもを中心としたまちづくり」をリーディングプロジェクトの中心に
まちの未来に向け、優先的に進める5つのリーディングプロジェクト※を位置づけました。その中で、「こどもを中心としたまちづくり」を中心におき、「住み続けたい」と思えるまちづくりを進めます。
※下図「リーディングプロジェクトのイメージ図」参照
(2)中核市への移行を進めます
市民の皆さまにとってさらに暮らしやすいまちとなるため、2030年4月に中核市へ移行することを目指し、準備を進めます。
2025年度は、中核市移行推進委員会および埼玉県・所沢市事務担当者連絡会議を立ち上げ、移行の準備を進めるほか、保健所設置の具体的な計画も並行して進めます。
■4月から始まる所沢 ~可能性が広がるまちを目指して~
今年度の主な取り組みを、5つのリーディングプロジェクトの分野ごとに紹介します。
※所沢市議会で市長が説明した施政方針を基に、掲載しています。
リーディングプロジェクトのイメージ図
・市HP(検索:施政方針)から全文をご覧になれます。
・ライブ中継・映像(検索:所沢市議会中継)をご覧になれます。
(1)こどもを中心としたまちづくり
○子育て世帯への経済支援
・市立小・中学校の学校給食費無料化の継続
・18歳までの医療費無料化の継続
○学校環境の整備
・市立小・中学校体育館へのエアコンの整備の推進
・市立小・中学校のトイレ改修
・防犯カメラの設置
○子育て環境の充実
・保育園、児童クラブの新設推進
・幼稚園の預かり事業を充実
・児童館などを利用した預かり事業を開始
○障害児支援の充実
・医療的ケア児支援のため、在宅レスパイトの開始および通所支援事業所への補助拡充
・障害児通所支援事業の推進
(2)地域のつながりを活かしたまちづくり
○福祉・自治・危機管理
・さまざまな施策を通じた福祉の増進
・地域コミュニティの充実、支援
・自主防災活動訓練の全面的支援
・客引き排除対策の強化
・消防団の車両の更新
(3)健幸(けんこう)長寿のまちづくり
○保健・医療
・クーリングシェルター(暑さをしのぐための休息所)を拡大
・365日小児初期救急医療の提供継続
・帯状疱疹ワクチンの定期接種化
・がん患者などに在宅療養費を助成
(4)人と自然が共生するまちづくり
○環境・みどり・資源循環
・スマートハウス化推進補助金の継続
・所沢市が誇る豊かな自然環境の保全
・ごみの減量・資源化の推進
・公共施設での脱炭素化の推進
・第2一般廃棄物最終処分場の周辺整備
(5)所沢の魅力を高めるまちづくり
○街づくり・産業・文化
・三ケ島工業団地の事業推進
・ふるさと応援寄付を通じた魅力発信
・新たに開催する「音まちFESTIVAL」(仮称)の開催支援
・ファルマン通り交差点周辺の整備
・ところざわまつり※の開催支援
※今年は5年に1度の大祭
◇所沢市長 小野塚 勝俊
2025年は、所沢市の市制施行75年の節目の年です。そして、5年後の2030年の中核市移行に向け、着実に準備を進めてまいります。
市民の皆さまにとって、所沢市に「住み続けたい」と思っていただけるか、また、他のまちにお住まいの方からは、所沢市に「住んでみたい」と思っていただけるか、そのことを強く意識し、スピード感を持って政策を進めてまいります。
今年度におきましても、市民の皆さまお一人おひとりにとって、可能性が広がるまちを目指し、市民の皆さまの幸せの土台・基盤づくりを進めてまいります。
問合せ:経営企画課
【電話】2998-9027