くらし 令和7年度 施政方針(3)

市政運営の3つの基本理念に基づく重点事業について、その一部を抜粋して紹介します。

【令和7年度主な事業を紹介】
「ウェルビーイングなまちづくりに取り組みます!」
※市HPで主要な施策・事業の説明資料を公開しています。

〔1〕くらしやすさを実感できるまちづくり
▽災害支援体制整備事業
予算額:2,069万4千円
災害時における食料や発電機、段ボールベッドなどの備蓄物資を整備し、大規模災害に備えることで市民の皆さんが安全安心に暮らせるまちづくりを進めます。

▽公共交通維持事業
一部新規・拡充
予算額:1億7,159万1千円
コミュニティバス「フラワー号」のEV車両への更新(1台)や地域公共交通計画の策定などを通じて、移動手段の確保および充実を図るとともに、地域公共交通の活性化に取り組みます。

▽小・中学校施設維持管理事業
一部新規・拡充
予算額:3億1,089万5千円
近年の猛暑に対応し、より良い教育環境の整備と避難所環境の充実のため、小・中学校体育館への空調設備導入に向けた調査を実施します。

▽地域防犯体制支援事業[PICK UP]
一部新規・拡充
予算額:530万1千円
安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するため、防犯講習会の開催や自主防犯パトロールグループへの活動支援、住宅等の防犯対策に対する補助を実施するほか、鴻巣駅周辺に、範囲を拡大して防犯カメラを2台設置し、犯罪抑止の取組の強化を図ります。
また、自治会・町内会による地域防犯カメラ設置に対する補助金を創設するほか、防犯カメラ付き自動販売機の導入を進め、地域の防犯環境の整備を図ります。

▽家具転倒防止器具等設置促進事業
一部新規・拡充
予算額:101万1千円
感震ブレーカーや家具転倒防止器具に加え、住宅用火災警報器の購入・設置に対して補助金を交付することで、地震被害の軽減を図ります。(関連本紙P13)

▽がん対策事業
一部新規・拡充
予算額:9,012万円
各種がん検診で早期発見・発症および重症化予防を図るとともに、がん患者の社会生活・療養を支援するため、アピアランスケア用品購入費用および若年がん患者の在宅療養支援の助成を新たに開始します。(関連本紙P19)

〔2〕こども・若者、子育てにやさしいまちづくり
▽こどもまんなか推進事業[PICK UP]
一部新規・拡充
予算額:105万4千円
こどもたちが健やかに成長し、自己が尊重される「こどもまんなか」社会の実現を目指し、他の子育て・教育の取組とも連携してこどもまんなか施策を推進します。
児童センターや保育施設、放課後児童クラブを利用する児童等を対象にアンケートを実施し、こどもや子育て当事者からの意見を聴取するとともに、こどもたちから継続的に意見聴取を行うための投稿フォームの整備を行います。
また、夏休み中に、こどもたちの移動支援、猛暑下の熱中症予防など、こどもの安全・安心を守るため、小・中学生を対象としてコミュニティバスの運賃無料化を実施します。

▽教育支援センター管理運営事業
一部新規・拡充
予算額:1,865万5千円
利用者の利便性の向上とより良い教育環境の整備に向けて、閉校となった小谷小学校内に教育支援センターを移転します。

▽適応指導教室活用事業
一部新規・拡充
予算額:2,180万5千円
教育支援センター内に設置の「適応指導教室(Let’s教室)」の開室時間を延長するほか、「校内教育支援センター(With)」を小学校1校・中学校2校に新設します。

▽こどもの居場所支援事業
一部新規・拡充
予算額:638万円
こどもたちが安心して過ごせるよう、こども食堂や学習支援教室等と民間企業や支援団体等を結ぶネットワークの形成や、鴻巣女子高校やこども食堂運営団体と連携して出張こども食堂を実施します。

▽(仮称)川里義務教育学校整備事業
新規
予算額:1,069万8千円
教育先進都市を目指す鴻巣市の新たな拠点となる川里地域の義務教育学校設置に向け、整備予定地の測量業務を実施します。

〔3〕SDGsの推進による持続可能なまちづくり
▽商工会補助事業
一部新規・拡充
予算額:4,186万5千円
地域経済の活性化や雇用の創出、産業の振興を図るため、経営力の向上のため積極的に経営革新に取り組む事業者に対する補助金を創設するほか、合併20周年を記念し、こうのす花火大会への支援を拡充します。

▽道の駅整備事業
一部新規・拡充
予算額:2億8,385万8千円地域産業の振興と地方創生を実現するための拠点として整備を進める道の駅について、土木工事およびアクセス道路の整備を実施します。(関連本紙P10)

▽SDGs推進事業[PICK UP]
一部新規・拡充
予算額:656万3千円
鴻巣市SDGs未来都市計画に基づき、市民・事業者・行政等が連携し、SDGs視点による地域課題の解決を図る取組を実施します。
スマートフォンアプリ「まちのコイン(コイン名:ブーケ)」について、市民や市内事業者への認知度の向上と利用の拡大を進めることで、SDGsの達成に向けた活動を促進させるとともに、関係人口の創出、地域経済の活性化につなげていきます。
また、2025大阪・関西万博会場での内閣府主催イベント「地方創生SDGsフェス」(令和7年5月28日〜6月1日)に出展し、鴻巣市の取組を広く国内外に発信します。
※まちのコイン「ブーケ」は、鴻巣のお店の利用や鴻巣に良いことをするともらえて、ちょっと嬉しい体験に使える地域ポイントです。

▽エコな住環境づくり事業
一部新規・拡充
予算額:710万1千円
環境負荷の少ない住環境づくりを支援するため、住宅用省エネルギー設備の設置や省エネ性能の高い家電製品への買換えに対して補助金を交付します。(関連本紙P10)