- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県深谷市
- 広報紙名 : 広報ふかや 2025年4月号
■交通事故ゼロのまちを目指して
4月から入学や就職などで新しい生活がスタートし、不慣れな道路や歩道を利用するかたも多いのではないでしょうか。そのような時にこそ、気を付けなければならないのが交通事故です。
警察庁の統計によると、令和元年~5年に起きた全国の交通事故で、歩行中の小学生の死者・重傷者は2011人に上ります。そのうち、約3割は飛び出しが原因です。学年が低くなるほど死者・重傷者数が多くなり、小学校1年生は6年生の約2・9倍になっています。小学生になると行動範囲が広がり、こどもだけで行動する機会が増えることが原因の一つと思われます。
こどもたちを交通事故から守るため、市ではさまざまな交通安全の取り組みを行っています。小学校での交通安全教室の開催や通学路の安全点検の実施、ふっかちゃん子ども福祉基金を活用した小学校1年生の『ふっかちゃんヘルメット』への購入補助のほか、登校時に安全に通行するための交通指導員による立しょう指導などを実施しています。
こどもの交通事故防止には、家庭における交通安全教育も重要です。特に4月は、小学校1年生の『一人歩きデビュー』のタイミングです。通学路や公園など、こどもの行動範囲を一緒に歩きながら、横断歩道の渡り方といった交通ルールを教えるなど、家庭での対策もお願いします。また、普段通行する道路などで、危険な箇所や、雑草などで歩行が困難な箇所がありましたら、道路管理課(う574-6651)にご連絡ください。
4月6日(日)~15日(火)の10日間は、『春の全国交通安全運動』が実施されます。市民一人ひとりが交通ルールを守り、正しい交通マナーの実践を心掛けて、交通事故ゼロのまちを目指しましょう。
深谷市長 小島 進