- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和7年10月号
天才絵師の作品蕨にあり ─No.113─
■暁斎、三代豊国合筆「東海道五拾三駅名画之書分 保土ヶ谷、戸塚」1864年 多吉板 大判錦絵
本図は当時数え79歳で浮世絵界の大御所の三代歌川豊国(うたがわとよくに)(国貞(くにさだ)、1786~1865)が東海道の各宿場ゆかりの役者絵を、当時33歳で「狂斎(きょうさい)」と号していた暁斎がその前後の宿場の名所や名物を描いた合筆(がっぴつ)錦絵シリーズの1枚です。
三代豊国は『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』から派生し、戸塚(とつか)の山中を舞台にした舞踊劇「道行旅路(みちゆきたびじ)の花婿(はなむこ)」の主役、お軽(かる)と勘平(かんぺい)を演ずる役者を描いています。
暁斎は保土ヶ谷(ほどがや)宿、立場(たてば)の茶店のそばで団子を頬張る旅人のユーモラスな姿を描いています。
※本作品は現在の展覧会で御覧いただけます
河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい) 天保2年(1831)~明治22年(1889)
現在の茨城県古河市に生まれる。浮世絵や狩野派を学び、江戸・東京の庶民から人気を博す。明治9年、万国博覧会に肉筆画を出品。14年、内国勧業博覧会で日本画の最高賞受賞。娘の暁翠も日本画家。
■河鍋暁斎記念美術館(25日まで)
企画展「旅と暁斎・暁翠」展
同時開催特別展「故・山根光雄制作復刻浮世絵版画」展
開館:午前10時~午後4時
ところ:南町4-36-4
休館:火・木曜日、26日~末日
入館料:一般600円、高校生・大学生500円、小・中学生300円、65歳以上500円
※65歳以上の人は年齢の分かる物、学生は学生証をご提示ください。
詳しい内容は館ホームページを御覧ください
詳細:同館
【電話】441・9780
