くらし 議会だより(2)

●議案第73号 令和7年度(2025年度)朝霞市一般会計補正予算(第3号)
原案可決(賛成多数)
[説明]
補正額は、3億6,185万9千円の増額で、予算総額は、551億4,170万2千円となりました。
歳入は、国庫支出金、県支出金、繰入金などを増額し、諸収入、市債を減額しています。
歳出は、人事院勧告を踏まえた職員の給与等の改定に伴う補正額を計上し、機構改革に伴う庁舎等管理工事や庁用器具購入費、介護給付・訓練等給付費負担金、生活保護費、小学校の通級指導教室整備に係る校用器具購入費や校舎改修工事などを増額します。
また、新たに保健センターのLAN配線工事、東朝霞公民館施設改修工事を計上します。
[質疑]
・カーボンニュートラル宣言の意義
田原亮議員:ゼロカーボンやカーボンニュートラルは、脱炭素・ゴミの減量・緑の保全創出が三本柱と言われており、ごみの減量や緑の保全創出は本当に大事なことです。ただ、脱炭素については本当に地球温暖化対策になっているのか、という指摘が以前からあり、最近では左翼ビジネスのようなメガソーラー問題も注目されています。このような事業に莫大な費用を投じるよりは、もっと守るべきものや優先すべきものがあるとの意見もありますが、市長の考えを伺います。
市長:カーボンニュートラルについてはさまざまな意見がありますが、近年の猛暑や集中豪雨など気候変動の影響は、すでに市民の生命や暮らしの脅威となっており、将来世代に安心して暮らせる環境を引き継ぐためにも、温室効果ガスの削減に取り組むことは、自治体の責務だと考えています。
また、カーボンニュートラルへの取り組みは、環境面だけではなく、エネルギー費用の削減や防災、健康の向上、そしてまた、快適で魅力ある暮らし続けたいまちの形成にもつながるもので、市民、事業者の皆様と丁寧に対話をしながら進めていくことが大切だと認識しています。

・小学校運営事業について
福川鷹子議員:この事業費は聴覚障害者の入学者のための準備費用とお聞きしていますが、どのような備品をそろえる予定なのか、また、どういった準備工事を予定されているのでしょうか。
学校教育部長:購入する備品は、障害種ごとに必要なものを通級指導教室の担当教員にも確認を取りながら決定しています。具体的には、構音障害の指導には息の出方を確認する鼻息鏡や口の中を確認するペンライト、歯型模型等の購入を予定しています。きつ音障害の指導には、リラックスした中で話をするためのコミュニケーション用の玩具や絵本等の購入を計画しています。
難聴障害の指導には、静かな環境が必要なため、通常の教室での指導が難しく、防音の工事を行います。そのほか、言葉の様子や構音、きつ音の状態を知るための検査キット等の購入を計画しています。

・空き家対策事業について
駒牧容子議員:今回、400万円という予納金になり、補正予算に至った経緯についてお伺いいたします。また、今3軒の空き家対策の申請が進んでいて、このほかにも候補の家があります。今後どこの空き家を対策していくのか、決めていくプロセスはどのようになっているのか、お伺いします。
都市建設部長:当該空き家は老朽化した平屋で、倒壊の危険性や小動物の発生等、周辺の生活環境に深刻な悪影響が生じていました。そのため、朝霞市では所有者および相続人が既に亡くなっていることや相続放棄を行っていることを確認し、相続財産清算人の選任手続を裁判所にて行っています。その後、裁判所から解体費用等に必要な予納金として400万円を請求され、協議した結果、清算人の選任手続を進めながら、速やかな近隣住民の安全確保および周辺環境の改善等に向け、必要な予納額であるため、補正予算を計上しました。空き家の選定については、条例に基づき、庁内関係課で組織された空き家等の適正管理に関する庁内連絡会を開催し、優先対象候補の選定を行い、市長決裁を経て決定しています。選定のプロセスは、現地調査を実施し、採点表に基づき各委員が採点を行ったものを取りまとめ、選定しています。

・2025年度の財政状況の見通し
本田麻希子議員:補正予算を立てる際に、どのくらい歳入歳出の差異があって、お金が残るのかを見越していかなければならないと考えますが、現時点で2025年度決算がどのような状況に至ると見ているのか伺います。
総務部長:実質単年度収支は、決算で歳入歳出の差し引きがどうなるのか分からないと実質収支が出ませんので、正確な見通しというのは立てづらいところですが、令和7年度決算の歳入と歳出の差引額から繰越明許、継続費の逓次繰越を差し引いたものが実質収支です。そこから令和6年度の決算の実質収支を引いた上で、財政調整基金の積立額と取崩し額を差し引きしたものが実質単年度収支ですので、今回、補正予算第3号までの財政調整基金の積立額と取崩し額の現在までの状況ですと、プラスの1億3,370万8千円という状況です。令和6年度決算の実質収支が16億4,799万6千円ですので、令和7年度決算の実質収支が15億1,428万8千円、これより多いと黒字、少ないと赤字になると考えています。令和7年度の決算における実質収支が15億円を超えるのか、下回るのかは、現在では分かりませんが、上回ってほしいと思っています。