- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年10月号
■訪問販売によるリフォーム工事・点検商法に注意!
●相談事例
▽事例1
突然来訪した業者に自宅の屋根がずれているので無料点検すると言われ、点検後、瓦がずれている画像を見せられ屋根工事の契約をした。しかし、同業他社から高額と指摘され、クーリング・オフしたい。
▽事例2
太陽光発電システムの点検が義務化されたと業者の訪問があった。初回無料の点検の予約をしたが、義務化は本当か。
▽事例3
親族が、訪問した業者から「火災の危険性がある」と言われて、分電盤の交換工事を契約したが、高額なのでクーリング・オフしたい。
●解説
住宅の屋根や設備などは専門知識が必要なため、建築後年数が経って業者から指摘をされると不安な気持ちになりがちです。修理の必要性や金額の根拠が明確でないまま高額な工事契約を結んでしまい、トラブルが発生しています。屋根工事を契約した後、実際には必要のないと思われる他の工事(外壁工事等)やサービスを契約させようとする販売手口もみられます。
▽消費者へのアドバイス
1.点検させてしまうと相手の勧誘トークに乗せられ、断れなくなるため、突然訪問してきた業者には無料と言われても安易に点検を依頼しないようにしましょう。
2.リフォーム工事などは高額な契約になることも多く、消費者には工事内容がわかりにくいものです。家を建てた工務店等に相談するなど、すぐに契約せず十分に検討したうえで契約しましょう。
3.事業者から「点検が義務化された」などと言われても安易に契約せず、まずは点検の要否を販売店や工務店、メーカーなどに問い合わせてみましょう。
4.特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフができます。不安に思った場合は、1人で悩まず消費生活センターに相談しましょう。
問合せ:消費生活センター(市役所別館4階)
【電話】463-1111
月~金曜日(祝日、年末年始を除く)午前10時~正午、午後1時~4時
