- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年11月号
■心に寄り添い、真摯(しんし)に耳を傾ける「傾聴ボランティア」として活動しています。
今回は、朝霞市傾聴ボランティア「つぼみの会」の代表・田尻二三代(たじりふみよ)さんにインタビューした内容をご紹介します。
Q.団体の活動内容は?
A.市内の老人介護施設や個人宅へ訪問し、「お話し相手ボランティア」として利用者の方々と接しています。現在は連携施設12か所のうち、3か所の通所介護(デイサービス)施設で活動しています。初めてお会いする方の中には、私たちを見て身構える方もいらっしゃいますが、ありのままを受け止めて「聴く」ことで、信頼関係を築けるよう努めています。家族や趣味の話、ときには愚痴まで、少しずつ心を解きほぐしながら、相手のペースに合わせて向き合うことは、私たちにとっての学びの場でもあります。現状に満足することなく、さらに傾聴力を高めていきたいと思います。
Q.傾聴する際に大切なことは?
A.笑顔を絶やさず、話しやすい雰囲気をつくることを心がけています。
適切なタイミングでうなずく、相手と話のテンポを合わせるといった手法は、良好な関係性を築くためにとても大切です。「話す方が主人公」という気持ちで、表情やしぐさを注意深く見て、一人ひとりに寄り添いながら、真摯な姿勢で向き合っています。
Q.施設からのお声は?
A.職員の方から、利用者の方の「表情が明るくなった」「不安定だった気持ちが落ち着いた」といった嬉しいお言葉をいただきました。今後も、ふだん、話す機会が少ない方の相手となり、少しでも心が軽くなるお手伝いができればと考えています。
~仲間を募集しています~
団体を立ち上げて19年目になりますが、メンバーの退会や高齢化、またコロナ禍による活動休止期間(3年半)もあり、活動の幅を広げることが難しくなっています。以前、傾聴ボランティアをされていて、活動の再開を考えている方、また、活動に関心のある未経験の方、私たちと一緒に、傾聴に必要なスキルを学びながら活動しませんか!お気軽にお問い合わせください。
問合せ:朝霞市社会福祉協議会ボランティアセンター内
【電話】486-2485
問合せ:市民活動支援ステーション・シニア活動センター
【電話】463-1417【E-mail】[email protected]
