- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年11月号
●教育環境関係
▽彩夏祭の日程・内容の変更検討を要望
兼本尚昌議員:今後も酷暑が予測され8月上旬の屋外イベントは危険と警告されています。熱中症警戒アラート下でのよさこい演舞は大きな健康リスクです。1億1,987万円の祭り予算のうち市補助は5,767万円であり市の責任は重いといえます。安全を犠牲に従来通り開催するのはリスクが高いと考えており、将来を見据えた日程・内容の見直しを要望します。
市長:朝霞市民まつり彩夏祭の開催時期については、主催の朝霞市コミュニティ協議会において決定をされています。開催時期の見直しについては、コミュニティ協議会や実行委員会を中心に議論されていくものと認識をしています。検討される場合には、多方面への影響を加味して進められると思いますので、市としてもよりよい彩夏祭になるよう共に考えてまいります。
その他の質問項目:タブレット端末修理迅速化/プールの外部委託検討/教員わいせつDB活用確認/バス自動運転検討/市役所建て替え検討/駐輪場の増設要望
▽給食配膳員の過酷な労働環境改善について
駒牧容子議員:日本歴代最高気温を大幅更新した今年の夏。エアコンのない給食配膳室は異物混入を避けるため、基本は密室です。気温も40度近く湿度も60%後半と厳しい環境の中、車輪の劣化した重いコンテナを各階に運ぶ重労働です。今年6月に労働安全衛生法規則改正により熱中症対策義務化がされたことについて、教育委員会としてどう捉えますか。また、問題点や改善点を聞き取る機会がありませんが、今後面談の機会を持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
学校教育部長:改正労働安全衛生規則が改正され、職場における熱中症対策が義務化されたことについては承知してます。近年の猛暑を踏まえ、熱中症対策は大変重要な課題と捉えており、給食配膳員には具合が悪くなる前に、作業の隙間時間等でエアコンの効いた部屋での休憩を取るよう呼びかけています。
給食配膳員の面談については、令和6年度は人事考課の成績率反映試行期間であったため、校長との面談は任意としましたが、今年度以降は必須とし、校長との面談の機会を設けています。引き続き配膳員を含め会計年度任用職員の声について、配慮していきたいと思います。
その他の質問項目:学校プールの現状と今後について/個人住宅への防犯カメラ補助/内間木地域の避難所について/浜崎老人センターのトイレの洋式化
▽快適な教育環境の整備の充実を
宮林智美議員:学校図書館の図書は、保護する為に透明なフィルム(ブッカー)で装備されています。一昨年度まで装備をして納品されていましたが、昨年度から簡易装備に変更されました。それに伴い各学校で装備の対応をしていますが、ブッカーが十分用意できないため、フル装備できず図書の傷みが激しくなっています。学校消耗品費が減額されている中でブッカーの購入は厳しい状況です。子どもたちが安心して本に触れるために必要な装備への対応について市の考えを伺います。
学校教育部長:消耗品費が減額されている中ですが、ブッカーの予算を確保できるよう、各学校に引き続き働きかけていきます。ただ、それによって消耗品の予算が不足し、必要な消耗品が購入できないということであれば、違う方策を検討していきます。
その他の質問項目:ボランティア花壇について/安心・安全な「みやど公園」に/朝霞浄水場北側の通学路の歩道にガードパイプの増設を
▽彩夏祭の現在の状況と今後の運営について
野本一幸議員:彩夏祭は、昭和59年に始まり、今年で42回となりました。第1回での花火は3百発ほどで始まり、今では9千発を打ち上げ、73万人を集める大きな祭りになっています。一方、祭りにかかる経費も増大し、協賛金と市の補助金に頼っている状況です。現在、同時開催されている商工まつりの収入が1千万円ほどと聞いています。彩夏祭を継続するためにも商工まつりを別日程にし、また花火の特別観覧席を増やし、実行委員会の経費に充てることが良いと思うが、市はどう考えるか伺います。
市民環境部長:彩夏祭と商工まつりは、それぞれコミュニティ協議会と商工会が主催し、実行委員会により運営されていますが、現在のところ、別日程での開催を検討しているとの話は伺っていません。市としては、同日開催することによるメリットもあると考えています。彩夏祭によるコミュニティの醸成、商工まつりによる商業振興、それぞれを支援したいと考えていますので、彩夏祭や商工まつりが市民から愛される祭りになるよう、引き続き支援していきたいと考えています。また、朝霞市民まつり実行委員会では、運営費に充てるための自主財源の確保が必要との認識を持ち、以前からさまざまな検討をしています。有料花火観覧席の値上げに関しても議論していますが、市からの補助金については限度があるため、自主財源確保の必要性について実行委員会と協議していきます。
その他の質問項目:朝霞駅南口周辺地区の安心安全なまちづくりについて/国の部活動の地域移行に関する方針を受け、今後の方向性と課題について
