くらし 【特集】令和7年度 当初予算概要
- 1/47
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県富士見市
- 広報紙名 : 広報富士見 令和7年5月号
■第6次基本構想・第1期基本計画の総決算となる予算を編成
令和7年度は、令和3年度にスタートした第6次基本構想・第1期基本計画の評価年度となります。本計画の総決算として、11万人超の市民が「充実した日々」を送ることができる「理想の“未来”」の実現に向けて予算を編成しました。
令和7年度当初予算の主な施策については、物価高騰対策として水道基本料金の免除、キラリ☆ふじみの大規模改修工事、ときがわ町の森林整備に参画したカーボンオフセットによる脱炭素の推進などの新規事業を実施するほか、新庁舎整備に向けた基本設計、小中学校の改修工事、市民緑地の保全と活用など継続的な取り組みにも計画的に予算を計上しました。
※そのほかの事業など、詳しくは「令和7年度ことしのお金の使いみち」をご覧ください。
■市の予算総額 695億円 前年度比25億円増
・一般会計 436億円
社会保障や道路整備、学校整備など、市の基本的な行政サービスを行うための会計
・特別会計 203億円
国民健康保険や介護保険など、特定の事業を行うための会計
・企業会計 55億円
料金収入で運営する会計(水道会計と下水道会計)
※金額は1億円未満を四捨五入、予算総額は各会計の単純合計です。
◆一般会計の内訳
○市民1人当たりの市税負担
52,100円/年(前年度比+6,600円)
・個人所得に対する市税(個人市民税)…70,900円
・土地・家屋などに対する市税…66,200円
(固定資産税56,000円・都市計画税10,200円)
・その他の市税…15,000円
○市税以外(国県支出金、地方交付税、市債など)
385,100円-152,100円=233,000円/年
○市民1人当たりのサービスに係る費用
385,100円/年(前年度比+25,900円)
・福祉の充実(民生費)…199,300円
・教育の振興(教育費)…32,900円
・道路・公園などの整備(土木費)…30,600円
・環境・衛生の向上(衛生費)…26,500円
・借入金の返済(公債費)…23,400円
・消防・救急業務(消防費)…12,000円
・産業の振興(農林水産業費など)…2,400円
・その他(議会費・総務費など)…58,000円
※市民1人当たりの金額は、予算額を2月末現在の人口で除して求めたものです。
■令和7年度の主な事業
◆市民生活の「安心と安全」を守る取り組み
○[新規]帯状疱疹ワクチン定期接種 2,038万円
法改正に伴い、4月から高齢者を対象にした帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します。
○[新規]物価高騰による給食費値上げ相当分の支援 3,959万円
保護者の経済的負担を軽減するため、食材費高騰に伴う学校給食費の値上げ相当分を支援します。
○[新規]キラリ☆ふじみ大規模改修工事 2億9,822万円
市の文化芸術の拠点として親しまれている市民文化会館キラリ☆ふじみの大規模改修工事を実施します。
○[新規]水道基本料金の免除 2億4,485万円
物価高騰による生活負担などを軽減するため、水道基本料金(4か月分)の免除などを実施します。
○新庁舎整備の推進 6億7,489万円
○中央防災センターの整備に向けた設計業務の実施 2,488万円
◆地域が活性化する取り組み
○[新規]東京2025デフリンピックに向けた事前キャンプの実施 347万円
セルビア共和国選手団の事前キャンプを実施します。
○[新規]水子貝塚公園の再整備 1,079万円
史跡水子貝塚を保存するため、発掘調査の整理・分析や、リニューアルに向けた再整備の基本設計を実施します。
○[新規]難波田城跡土塁の保全 2,938万円
市指定文化財「難波田城跡土塁」を保全するため、用地を購入します。
○[新規]創業者支援補助金の創設 580万円
創業者を支援するため、店舗などの改装工事費や販路開拓に必要な広告宣伝費などに対する補助金を創設します。
◆将来を見据えたまちづくりにつながる取り組み
○[新規]鶴瀬駅東口駅前トイレの整備 2,250万円
駅前利用者の利便性向上のため、鶴瀬駅東口にトイレを整備します。
○[新規]「富士見・ときがわ交流の森」の整備 402万円
ときがわ町の森林整備に参画し、カーボンオフセットによる脱炭素を推進するほか、さまざまな連携事業を実施します。
○市民緑地「谷津の森」の用地購入 5億2,271万円
○シティゾーンの整備 9,201万円
◆多様性を尊重し誰もがいきいきとした生活を送ることができる取り組み
○[拡充]学校ネットワーク環境の拡充 1,372万円
デジタル教科書の導入などに対応するため、学校ネットワーク環境の拡充を図ります。
○訪問型在宅レスパイトケア事業への支援 243万円
医療的ケアが必要な障がい児(者)を介助する家族の負担軽減を図るため、訪問看護を行う事業所に対して補助を行います。
○手話狂言ワークショップの実施 41万円
手話言語の普及啓発や障がい者の文化芸術活動を推進するため、手話狂言のワークショップを小中学校で実施します。
○フレイル予防のためのeスポーツ体験講座の実施 49万円
健康長寿の取り組みであるフレイル予防事業の充実を図るため、eスポーツ体験講座を開催します。
◆DX(デジタル・トランスフォーメーション)計画に基づく取り組み
○自治体情報システム標準化・共通化への対応 3億4,579万円
自治体情報システム標準化・共通化に向けたシステム構築などにより、市民サービスの向上や事務の効率化につなげます。
○粗大ごみ受付システムの運用 198万円
○Web口座振替受付サービスの運用 261万円
問合せ:財政課
【電話】049-257-5163