- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県富士見市
- 広報紙名 : 広報富士見 令和7年6月号
■石畑 一馬 さん(野球)
◇日本代表になり気づいた自分の立ち位置
「将来はプロ野球選手になり、まずは日本で活躍して、その後はメジャーリーグでもプレーしたいです」と夢を語るのは、市内在住(勝瀬中1年)で昨年11月に愛媛県で開催された「2024第11回 BFA U12アジア野球選手権」に日本代表として出場した石畑一馬さんだ。3歳のころにした父親とのキャッチボールがきっかけで野球に興味を持ち、小学1年生の時に勝瀬キッズに加入、本格的に野球を始めた。投手、捕手、外野手と幅広いポジションをこなす器用さと強打を武器に頭角を現し、市内にある各少年野球チームの選抜メンバーで構成される富士見クラブにも所属した。
U12アジア野球選手権では世界の強豪国を相手に奮闘し、結果は3位に。「同年代の実力者と共にプレーすることで自分の実力を知り、もっと野球が上手くなりたいと思った。強豪国との実力の差を痛感したが、ヒットを打たれても最後には得点を許さず抑えることができた」と大会を振り返り、日本代表デビューを自信につなげた。さらに「野球が上手な選手はなぜ上手なのか、野球に取り組む姿勢などその理由を知ることができた。また、いい野球をするためにはいい私生活を送ることが大切だということを学んだ」と日本代表での経験を通して技術とメンタルの両面で成長を遂げた。
◇共に日本一を目指して
中学校に進学してからは県内屈指の強豪である武蔵嵐山ボーイズに加入。平日の練習日は学校から帰ると、息つく暇もなく練習会場へ移動する。ハードな練習を終え家に帰り、次の日はまた学校へ。休日は試合などで県内外を遠征する。ひたむきに野球と向き合う日々を過ごす中で「いつも当たり前のようにしてくれるお弁当づくりや車での送迎、試合の応援がとてもありがたいことなんだと気づいた」と野球を始めて気づいた両親のサポートへの感謝を語ってくれた。
まずは今のチームメイトと日本一の達成を目指す石畑さん。野球を通じて、技術だけではなく人間としても成長したいと語る石畑さんの眼は、ボールの軌道の先で、夢を実現する自身の姿を捉えていた。
問合せ:秘書広報課
【電話】049-256-9535