くらし 未来につながるお買い物 エシカル消費
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県坂戸市
- 広報紙名 : 広報さかど 2025年5月号
何気ない日常の買い物が世界を変える一歩になることを知っていますか。今、買い物でSDGsに貢献できると注目の「エシカル消費」を紹介します。未来につながる買い物で、身近な農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことところから世界を変えてみませんか。
◎JAS
農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された商品
■Q:エシカル消費って?
A:人や社会、地域、環境にやさしい消費行動のこと。
例えば、私たちが普段買い物をするとき「安い」や「お得」というだけで買うのではなく、「この商品を選ぶことで、社会にどんな影響があるか」を意識して買い物をすることがエシカル消費の考え方です。
◆「エシカル消費」の具体例
◇人・社会への配慮
・売上金の一部が寄付につながる商品の購入
・障害者支援につながる商品の購入
・フェアトレード商品※の購入
※フェアトレード商品とは、安い賃金で働いている発展途上国の生産者・労働者のくらしの改善を図るため、適正な価格で取引された商品
◇地域への配慮
・地産地消
・地元のお店で購入
・被災地産品の購入
・伝統工芸品の購入
◇環境への配慮
・エコ商品やリサイクル商品の購入
・必要なものを必要な分だけ購入(食品ロスを減らし、ごみの減量にもつながります)
・エコバッグやマイボトルの持参
■みなさんが企画する学習会などへ 消費生活講座 講師派遣《無料》
「食品ロスを減らす具体的な取組が知りたい」「こどもたちに、消費者被害に遭わないための知識を伝えたい」「今のうちに終活について勉強しておきたい」など、くらしの「気になる」ことはありませんか?
対象:市内小・中学校、市内の高校、PTA、市民団体、市内地域交流センター等(概ね20人以上)が企画する消費生活講座(企業の社員研修や宗教、営利目的で開催するものは対象外)。
開催場所:市内の施設(会場は申込団体で用意)
費用:講師派遣は無料です。ただし、会場等の施設借上料(備品使用料)、有償資料代等は申込団体で負担してください。
申込み:講座開催月の2か月前までに市民生活課へ申込み
◆開催する講座テーマ例
開催時間:2時間以内
◇エシカル消費に関すること
・エシカル消費~買い物から社会・生活・未来を変えよう!~
◇消費者被害に関すること
・悪質商法とカードトラブル
◇家計管理に関すること
・契約って何?社会に出る前の基礎知識
◇食生活に関すること
・健康食品の賢い利用法
◆人気講座
・落語で学ぶ悪質商法撃退法
・葬祭知識と生前の心構え
その他、様々な講座を用意しています。
■今日から始めるエシカル消費
◆食品ロスを減らすポイント
食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では、食品ロスが年間472万トン発生していて、国民1人あたりおにぎり1個分の食品を毎日捨てている計算になります(2022年度推計)。食品ロスを少しでも減らすために、買い物時や家庭内で取り組んでみませんか。
◆買い物でできること
◇買い物前に家にある食材と期限をチェック
メモ書きや携帯・スマートフォンで撮影し、買い物の参考にしましょう。
※事前に冷蔵庫や食品庫の整理をするとより効果的です。
◇必要な分だけ購入
まとめ買いを避け、必要な分だけ買って、食べきりましょう。
◇期限表示を知って賢く購入
すぐ使う食品は商品棚の手前から取るようにしましょう。
※売れ残りは店舗で処分されてしまい、食品ロスにつながります。
◆家でできること
◇食材に合わせて、適切に保存する
作りすぎてしまった料理や使いきれなかった食品を小分けにする等の保存方法と、保存場所を工夫してみましょう。
◇食材を使い切る
実は食べられる部位を、普段捨ててしまっていませんか。皮のむき過ぎや、野菜のへた等の過剰な除去を減らしてみましょう。
◇食べ切れる量を作る
体調や家族の予定に配慮し、調理しましょう。調整が難しいときは、作る量を少なくし、足りなければ冷凍食品等を活用してみましょう。
■生ゴミを減らして環境にやさしく 生ゴミたい肥作り講座
土と米ヌカを混ぜ合わせたタネを生ゴミに混ぜ有機堆肥を作ります。
6月12日(木) 10時~11時
会場:大家地域交流センター
定員:10名(先着順)
費用:50円(土のう袋代)
持参する物:庭土(1ℓ)、ゴム手袋
申込み:5月10日(土)9時30分~直接窓口又は電話
問合せ:環境学館いずみ
【電話】049-284-7115
■消費者月間 パネル展示
消費者に役立つ情報を紹介します。啓発グッズ(数量限定)も配布
日時:5月7日(水)~16日(金)
※最終日は15時まで
場所:市役所市民ホール
問合せ:市民生活課
【電話】内線314