- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年1月号
■免疫力を高める食事[健康応援団 No238]
「免疫」とは身体を病気から守る仕組みのことです。
具体的には、ウイルス・細菌などの異物が体内に侵入するのを防ぐ仕組み、あるいは、体内に侵入した異物を排除する役割を指します。
免疫機能は、偏った食生活や過労、睡眠不足、ストレスなどの心身の不調があると低下し、風邪などの様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
近年、この免疫力を高めるために腸が重要な働きをしていることが明らかになってきています。
私たちの腸の中には100兆個ほどの様々な腸内細菌が生息し身体を守っていると考えられており、「有用菌」といわれる、ビフィズス菌や乳酸菌などが増えると腸内環境が良くなると言われています。
腸内環境をよくするためには、まず、規則正しく食事をとり栄養バランスの良い食事をすることが大切です。さらに、納豆やみそ、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品や野菜、豆、海藻、きのこ、穀類に多く含まれる食物繊維は、腸内環境を改善してくれますので積極的に摂取するようにしましょう。
免疫力を高める効果のある栄養素を意識しながら、バランスよく食べてこの冬を乗り切りましょう。
女子栄養大学栄養クリニック 管理栄養士 羽田綾子(はだあやこ)