子育て 令和9年4月、2つの中学校がひとつに― (新)「鶴ヶ島中学校」が開校します(1)

市では、「未来を創り出す力を育む教育の推進」をキーワードに、学校規模の適正化と学校施設の整備による教育環境や教育機能の向上を目指しており、現在、市制施行後初めてとなる学校再編を進めています。

令和9年4月に、鶴ヶ島中学校と西中学校を再編し、約600人の生徒が通学する(新)鶴ヶ島中学校が開校します。現在その開校に向けて、大規模改修工事や新しい通学路となる飯盛川脇の道路改築工事など、環境の整備を行っています。
また、市民委員を含む「開校準備委員会」やその専門部会においては、通学体制の検討をはじめ、学校行事・部活動を通じた生徒同士の事前交流などを引き続き進めています。
今後も、該当する学校のこどもたちや保護者、地域の皆さんの意見を踏まえ、よりよい新しい学校の開校に向けて準備を進めていきます。

▽通学環境の整備
(新)鶴ヶ島中学校の開校にあたり、学区が広がるため、徒歩および自転車通学を想定した安全対策が必要となります。現在、「施設整備方針」「通学路整備方針」に基づき、整備を進めています。
・西中学校南側道路の整備
・鶴ヶ島中学校西側飯盛川脇の道路整備
・(新)鶴ヶ島中学校駐輪場の整備(480台)
新しく通学路となる西中学校南側道路の明るさを確保するため、道路周辺を整備しました。

▽生徒とともにつくる
鶴ヶ島中学校大規模改修工事に伴い、工事現場の仮囲いをデザインするワークショップを、鶴ヶ島中学校美術部が行いました。この取り組みは、生徒自らの手でプロジェクトにかかわり、学校づくりの一員として参加することで、改修後の新しい学校に、より愛着を深めてもらうことを目的としたものです。

〈(新)鶴ヶ島中学校完成イメージ図〉
※詳しくは本誌3ページをご覧ください。
〇(仮称)メディアセンター
図書室とコンピュータ室を一体化します。生徒の自発的な学習や交流の場として、柔軟性を持った空間を確保します。
〇中庭
鶴ヶ島中学校の特徴である中庭を象徴的な空間として整備。開放的になり、生徒たちが自然と集えるような、豊かな学校生活を彩る場となります。
〇多目的スペース
教室と廊下の中間領域などに、多目的スペースを整備します。生徒同士の気配や空気感を共有できる、生徒たちの心やすらぐ新たな居場所となります。