くらし 市長コラム「価値ある未来を、共に」

■お米となまず
▼恒例の、吉川市北部の旭地区にある市民農園での「市民田植え体験」が5月11日に開催されました。今年も23組73人と、多くの皆さんが参加くださり、農家の皆さんの指導の下、子供も大人もワイワイと楽しく田植えを体験。お米を作ることの大切さや大変さ、また吉川市・旭地区の自然環境の素晴らしさを肌で感じていただける機会となりました
▼江戸幕府に納めるお米を作ることで栄えた吉川市は、現在でも首都圏の米どころとして稲作が盛んであり、市の面積の3分の1が水田。子供達の給食で出される白米もすべて吉川市産コシヒカリです。8年前には、吉川市のブランド米「特別栽培米・吉川のしずく」も登場し、市内外の多くの方に好評です
▼水田に水が入り、稲が植えられ、青い空、光る太陽、そよぐ風に包まれ、吉川市は一年で最も美しい季節を迎えていますが、そうした中で、もう一つの吉川市のシンボル「なまず」が、もっとも活躍する時を迎えます。そう、7月2日は公式に記念日認定されている「全国なまずの日」なのです
▼かつて中川の舟運で栄えた吉川市では、古から川魚料理という食文化が根付き、中でも「なまず料理」は多くの家庭で食べられ、親しまれ、「なまずの里よしかわ」と呼ばれるようになりました
▼毎年7月2日には、市内企業や子供達が作成してくれた約700匹の「なまずのぼり」が市内各所を彩り、小中学校の給食には「なまず料理」が登場します。昨年10月には、湯本内装株式会社さんに寄贈いただいた「なまずの石像」を、新たな街が生まれる吉川美南駅東口に設置もしました
▼これからも、先人が積み重ねてきた文化や思いを継承しながら、吉川市をさらに皆さんと盛り上げ、郷土愛に包まれた街にしてゆきたいと思います。

問合せ:政策室
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