子育て ≪特集≫みんなに笑顔を届けたい 学校給食(2)

◆ふじみ野市の食育
今年は「食育基本法」が制定されて20年を迎えます。
食育は生きる上での基本で、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てるものです。
市では、給食時間の校内放送用に献立や使用食材にちなんだ内容の原稿を提供しているほか、給食センターの栄養教諭が市内の小・中学校を訪問して食育の授業を行っています。
6月27日には、西原小学校で「元気なからだを作るために、食べ物の3つの働きをバランスよく食べること」をテーマにした食育の授業が行われました。
栄養教諭の村林先生が、子どもたちに問いかけをしながら、黄(エネルギーのもとになる)・赤(からだを作るもとになる)・緑(体の調子を整える)の画用紙に食品をそれぞれに貼り、当日の給食にも3色の食品が使われていることを説明しました。
最後に、自分で決めた目標について、給食の時間だけでなく自宅でも取り組んでほしいと話し、子どもたちも大きくうなずいていました。

◆20周年記念給食
ふじみ野市誕生20周年の記念給食を子どもたちに提供します。この記念給食はふるさと納税型クラウドファンディングの仕組みを活用し、市内外の多くの皆さんからの寄付によって実現できます。ありがとうございます。
提供日:8月28日(木)(小学校)・29日(金)(中学校)
献立:
(1)ハート型デニッシュ
かわいらしいハート型のデニッシュです。

(2)ふじみ野コーンスープ
市内で採れたほうれん草を魚のすり身に加えた練り物「ほうれん草ボール」がコーンスープの中に入っています。コーンスープの黄色にほうれん草ボールの緑が映えた彩りきれいなスープです。

(3)ふじみんメンチカツ
メンチカツの真ん中には、20周年記念の「ふじみん」の姿が!食べるのがもったいないくらいかわいらしいメンチカツです。

(4)カラフルサラダ(イタリアンドレッシング和え)
色とりどりの野菜を用いた栄養バランスの良いサラダです。

(5)オレンジシャーベット
今回のシャーベットはひと味違います。オレンジの皮がシャーベットの器になっているさわやかなシャーベットです。食べ応えもあり、暑い夏にぴったりの一品です。

◆学校給食って、いくらかかっているの?
○給食費を値上げしないで子育て世帯を応援しています
『食材価格高騰分を公費(税金)で対応しています』
物価高騰による食材費の増加分については、給食費を値上げすることなく、子育て世帯への支援として令和4年度から公費を投入しています。食材価格の高騰分に対する市の予算措置は下表のとおりで、年々増加しています。
物価高騰分の差額として、小学校は1食当たり53円(月額899円)、中学校は1食当たり63円(月額1,071円)を公費で対応しています。
価格高騰に対するコスト意識を持ちながらも、栄養バランスを維持し、地産地消に繋がる学校給食を提供するために、給食センターの栄養士は食材選定や調理方法を工夫しながら、毎月の献立を一生懸命考えています。

○給食を作る人や場所があるからみんなに給食を届けられます
『給食費以外にもいろいろな費用が必要です』
学校給食は、食材費分のみを学校給食費として保護者の皆さんに負担していただいています。
それ以外にも人件費や光熱水費、給食センターの維持費や管理費などの経費がかかっており、これらの合計額は年間7億9,468万1,599円で、1食当たり約460円かかっている計算になります。
この経費は学校給食費には含まれていませんが、参考までに、この経費を上記の実質的月額の1食当たり単価に加えますと、小学校で761円(月額13,089円)、中学校で823円(月額13,991円)となります。

市では子ども達が健やかに成長していけるよう、必要な経費について市民の皆さんのご理解をいただきながら、これからも質・量・栄養バランスを落とすことなく、安全で安心な学校給食を提供していきます。

問合せ:学校給食課
(【電話】049・220・2086)