- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県三芳町
- 広報紙名 : 広報みよし 令和7年8月号
町の小中学生が毎日食べている給食。
なんと、三芳町の給食は子どもたちの97%がおいしいと感じています。
そんな「みよし給食」ができるまでを解明し、食べることの大切さを考えます。
■僕たちが取材しました!
この特集は、7月9日(水)に役場で職場体験をした三芳東中学校2年生の3人と一緒に取材しました。
・根岸湊さん
好きな給食:うどん
埼玉県産の地粉を使用
・髙田夏希さん
好きな給食:ABCマカロニスープ
アルファベットのマカロニ入り
・大髙要さん
好きな給食:あげパン
好きなきなこ・ココア・キャラメルの3種
■町の小中学生にアンケート
三芳の給食はおいしい?
おいしい:97%
子どもたちからおいしいと好評のみよし給食。今月は給食ができるまでを解明します。
グラフ:三芳町「給食に関するアンケート」令和5年
カレー・あげパン・わかめごはん。お昼時の学校に、おいしそうな香りが漂います。毎日勉強や部活動に取り組む子どもたちにとって、給食は大切なエネルギーの源です。
■給食のはじまり
現在では学校生活に欠かせない給食ですが、そのはじまりは明治22年。山形県鶴岡町(現:鶴岡市)の大督寺にあった小学校で昼食を用意したことが、日本の学校給食の起源とされています。その後、徐々に給食の提供が広まっていきましたが、戦時中の食料不足で一時中断。戦後、昭和29年に学校給食法が成立したことで、実施体制が整っていきました。
三芳町では、昭和38年に完全給食(パン・脱脂粉乳・おかず)が始まって以来、栄養バランスの整った給食を提供しています。
◆給食TOPICS
62年前の給食風景
写真(本紙参照)は昭和38年頃の三芳中学校での給食風景。昭和38年4月に町で最初の学校給食センターが建設され、児童生徒1000人分の完全給食の提供が始まりました。メニューはパン・脱脂粉乳・おかず。当時の子どもたちの成長を支えていました。
◆給食TOPICS
パンかお米か?給食と日本の食生活
昭和51年に米飯給食が正式に導入されるまで主食となっていたのはコッペパン。主食にパンを食べる食生活は、給食がきっかけで日本に定着したと言われています。
○最近の給食は米飯が多い?
近年では、お米が主食の日本型食生活の良さが見直され、パンの提供が減少。米飯給食が中心になりました。
全国の米飯給食実施回数(週当たり)
単位:回
グラフ…農林水産省ホームページ「食料・農業・農村政策審議会食糧部会資料(令和7年3月26日開催)」
■みよし給食を解明!
60年以上にわたって子どもたちの成長を支えている三芳町の給食。そのおいしさについて、町の小中学生へのアンケートでは97%が「おいしい」と回答しています。子どもたちのお墨付きの「おいしいみよし給食」。
今月の特集では、みよし給食ができるまでを解明しながら、食べることの大切さを考えます。
参考:農林水産省ホームページ「昭和から令和まで、年代別にみる学校給食の変遷」