- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県小鹿野町
- 広報紙名 : 広報おがの 令和7年5月号
■小鹿野高校が観光甲子園の空飛ぶくるま部門で全国5位入賞
小鹿野高校の情報科の授業で取り組んだ「観光甲子園」で、全国87チーム中、決勝の5チームに入り、見事入賞を果たしました。
観光甲子園は、一般社団法人NEXTTOURISMが、全国の高校生を対象に毎年開催するSDGs思考の観光事業計画コンテストです。生徒は、地域課題の解決策を考える探究型学習を行い、その成果を事業計画書としてまとめます。フェーズ1の予選(取材力)では、「解決したい地域課題の確認作業について」どんな文献や資料に触れ、どんな場所を訪れインタビューを行ったかをまとめ、所定の様式で企画を提出し、フェーズ2の準決勝(構成力)では、「取材結果を踏まえた地域創生プランの検討作業について」歴史・地理・文化など、地元の独自性を活かした事業を構想し、プレゼンテーション資料を提出しました。決勝(伝達力)のフェーズ3では、完成したプランに対するチームの思いと具体的内容を広く世の中に向けて伝えるプレゼンテーション動画(5分間)を制作し、各フェーズにおいて、地域を調べ、話を聞き、フィールドワークを行い、段階的な学びを行いました。
「あなたの町から見上げる空にどんな未来を描きますか?」をテーマに、小鹿野町の絶景を巡る旅を考え、特に両神小森地区の煤川を取り上げ、“小鹿野のマチュピチュ”を「煤川夢ランド」と題し、観光開拓を立案しました。2月には、小鹿野高校生チームから、地区住民、地域事業者、小鹿野町役場へ、展望台設置企画の実現に向けた要望書が手渡され、現地を視察。企画の一部が実現できるよう進めています。発表動画は、テレビニュース風や空飛ぶくるまのイメージで撮影し、工夫を凝らしたものとなっています。
この成果は、学校内の授業活動だけでは達成できるものではなく、小鹿野町役場を始め、明治大学中川ゼミナール、地域住民の皆さんのご協力を得ながら、資料をまとめ5分間の動画を作成することができました。生徒のために、沢山のご協力とご支援をいただきありがとうございました。なお、5分間の動画等は、観光甲子園及び本校のホームページで視聴することができますので、ぜひご覧ください。
問合せ:小鹿野高校
【電話】75-0205
■小鹿野町ゼロカーボンシティ宣言
政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を目指すことを宣言し、環境省では、2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素)排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の表明を全国の自治体へ呼びかけています。
このような動向を踏まえて、本町においても令和7年3月4日、令和7年第1回定例会において、2050年には小鹿野町から排出されるCO2(二酸化炭素)実質排出ゼロにすることを目指し、脱炭素社会の実現に取り組んでいく考えを表明し、ゼロカーボンシティを宣言しました。
今後より一層、町民や事業者の皆さんの意識の醸成に努めるとともに、「第2次ちちぶ環境基本計画」、「小鹿野町地球温暖化対策実行計画第3次実行計画」に基づき、効果的な施策を推進してまいります。
◇実質ゼロとは
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」(※)から、植林、森林管理などによる「吸収量」(※)を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減並びに吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
(※)ここでの温室効果ガスの「排出量」「吸収量」とは、どちらも人為的なものを指します。
◇町の主な取り組み
・住宅用太陽光発電システム及び蓄電システム設置費等補助金、省エネ家電製品普及促進事業補助金、中小企業等省エネ設備導入支援事業補助金
・公用車への電気自動車の導入と公共施設へのEV充電スタンドの設置の推進
・町全体の約82%を占めている森林を二酸化炭素の吸収源として保全の取り組み
・各家庭や事業所に対し省エネ推進に向けた啓発を広報紙やホームページ等を活用し行う
・町職員の温暖化対策に対する意識の向上と公共施設におけるCO2の排出抑制を推進
◇地球温暖化対策
地球温暖化防止のためには行政と事業所、町民の皆さんとの協働による取り組みが必要となります。皆さん一人一人が意識して地球温暖化防止対策に取り組みましょう。
◇町ではどのくらいの温室効果ガス(CO2)を排出しているのか?
環境省が公表する自治体排出カルテによると、町では年間6万7千トンの温室効果ガス(CO2)を排出しています(令和3年度)。内訳については、運輸部門(自動車の利用等)が全体の約4割、産業部門(工場や事業所)は、全体の約3割を占めています。
問合せ:住民生活課
【電話】75-4170
■小鹿野警察署の存続を求める署名の提出について
小鹿野町区長協議会において、小鹿野警察署の存続を求める署名活動を1月30日(木)~2月28日(金)まで実施し、4,783筆のご署名をいただきました。収集した署名は3月26日(水)に埼玉県知事、埼玉県警察本部長及び埼玉県議会議長宛に提出しました。
皆さんのご協力ありがとうございました。
問合せ:小鹿野町区長協議会事務局(総務課内)
【電話】75-1221