- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県神川町
- 広報紙名 : 広報かみかわ 2025年6月号(第234号)
◆見逃さないで熱中症の初期サイン
熱中症は、気温や湿度の高い環境にいることで体温の調節がうまくいかず、めまい、吐き気、頭痛などの症状が起こります。屋外はもちろん室内でじっとしていても発症することがあり、重症化すると命の危険もあるので注意が必要です。
6月は梅雨の晴れ間に突然気温が上昇する日や、雨やくもりでも蒸し暑い日が続くため、熱中症の危険性が高まります。熱中症の初期サインを見逃さずしっかりと対策を行いましょう。
◇埼玉県内での熱中症の状況
埼玉県内では、令和6年6月に約500人が救急搬送されています。これは1日に15人以上が搬送されていることになります。7月はさらに増え約2,600人が救急搬送されていて、年間で最も多くなっています。これは1日に80人以上が搬送され、県内の市町村数で割ると神川町でも毎日1人搬送されている計算となります。
また、全体の搬送者数のうち約35%が入院の必要がある状況となっています。
令和6年度熱中症搬送件数(埼玉県)
◇熱中症の初期サインに気を付けましょう!
熱中症の代表的なサインとして「めまい、立ちくらみ、足がつる」などがあります。
熱中症は「まだ大丈夫」と無理をしてしまうことから始まるといわれています。初期サインが出たら水分・塩分の補給、衣服を緩めて体の熱を逃がす、冷房の効いた部屋・風通しの良い日陰などの涼しい場所で休むようにしましょう。
◆「熱中症特別警戒アラート」発表時にはご注意ください!
「県内全域の暑さ指数(WBGT)35以上の、過去に例のない広域的な危険な暑さ」が予測される際に、熱中症特別警戒アラートが発表されます。
昨年も非常に暑い夏でしたが、過去に「熱中症特別警戒アラート」の発表基準と同様の状況になったことは一度もなく、誰もが経験したことのない暑さです。発表された際は、エアコンを適切に使用しこまめに水分・塩分の補給をしましょう。
また、発表時には総合福祉センター、多目的交流施設、中央公民館の各施設開館日の午前9時から午後5時までクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)を開設します。
問合せ:保健センター
【電話】0495-77-4041【FAX】0495-77-0550