くらし 障害のある人もない人も 住み慣れたまちで いきいき暮らす(1)

市では、障害の有無にかかわらず、住み慣れた地域で誰もが安心して自分らしく暮らせるまちを目指しています。今回は、障害があっても社会で活躍されているかたがたと、皆さんが笑顔で暮らすことのできる共生社会の実現へ向けた取り組みを紹介します。

■地域の力を生かしながら、すべての人が笑顔で暮らせる佐倉を目指して
▽それぞれの力を生かして輝ける社会へ
佐倉市では、障害のあるかたも、ないかたも、地域で自分らしく安心して暮らすことができるまちづくりを進めています。誰もが自分の力を発揮し、いきいきと生活できる社会こそ、市が目指す「共生のまち」の姿です。
市内には、障害がありながらも自らの目標に向かって努力を重ね、スポーツや芸術の分野で活躍されているかたが多くいらっしゃいます。大会を目指して挑戦を続けるアスリートのかた、絵画を通じて感性豊かな世界を表現するかたなど、その姿は市民の皆さんに大きな感動と希望を届けています。こうした活動は、障害の有無にかかわらず、誰もが社会の一員として力を発揮できることを示しており、市としてもその取り組みを支える環境づくりを進めています。

▽安心して暮らし続けられる仕組み「地域生活支援拠点」
一方で、日常の暮らしの中では、支援を必要とする場面もあります。ご家族が体調を崩したときや、介助する人がいないとき、また将来への不安を感じたときなど、困ったときに安心して頼れる仕組みが地域にあることが大切です。
市では、障害のあるかたやそのご家族が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、「地域生活支援拠点等」の整備を推進しています。
より切れ目のない支援の実現を目指し、日中活動の支援、緊急時の一時的な受け入れ、家族の休息支援、相談支援などを包括的に行い、関係機関などとの連携を通じて、地域全体で支え合う体制を構築しています。

▽共に支え合う地域社会へ
すべての人が安心して暮らし、自分らしく生きていける社会を築くため、障害福祉の充実に取り組んでいます。その実現には、市民の皆さんの理解と協力が欠かせません。地域の中で、互いに思いやり、理解し合う関係を広げていくことが、誰にとっても暮らしやすいまちづくりにつながります。
市では、障害のあるかたも、そうでないかたも、すべての人が笑顔で暮らせる地域社会に向けて、地域・関係団体と協働しながら取り組みを進めています。誰もがいきいきと安心して暮らせる「共生のまちさくら」を実現させるため、皆さんのご協力をお願いします。

■NEXT
2ページでは、地域生活支援拠点等の取り組みについて、詳しく紹介します。

■佐倉市出身 長内 智(おさない さとし)選手の活躍を応援しよう!東京2025デフリンピック開催(11月15日~26日)
▽「デフリンピック」を知っていますか?
デフリンピックは、スポーツを通じて障害のあるかたの可能性を広げる国際大会であり、「パラリンピック」と並ぶ障害者スポーツの祭典です。ただし、両者には対象となる障害の種類に違いがあり、パラリンピックは身体・知的障害のある選手が参加するのに対し、デフリンピックは聴覚障害のある選手のみが出場する大会です。
デフリンピックでは、音による合図が使えないため、視覚的なサインや手話などを活用して競技が行われます。

▽100周年、東京で新たな歴史を刻む
東京2025デフリンピックは100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催となります。佐倉市出身の長内智選手(東京パワーテクノロジー株式会社)も、陸上男子800mに出場します!
選手たちの熱い戦いに、みんなで声援を送りましょう!
※詳細は、市ホームページ(右記)をご覧ください

■豊かな感性が溢れ出す!「ふれあいギャラリー」に行ってみよう!
障害のあるかたの創作した絵画・書道・写真・手芸・陶芸などの文化芸術品を展示する障害者作品展「ふれあいギャラリー」。
毎回心のこもった素敵な作品が多数揃い、来場者からは感動の声が寄せられています。
ぜひ、ふれあいギャラリーに遊びにきてください。
日時:
・12月11日(木)午後1時~6時
・12月12日(金)・13日(土)午前10時30分~午後6時
・12月14日(日)午前10時30分~午後3時
※入場は終了時刻の30分前まで
※11日は午後1時からオープニングセレモニーを開催
場所:市立美術館3階
駐車場:夢咲くら館第1、2駐車場

問い合わせ:佐倉市社会福祉協議会
【電話】484-6033