くらし 障害のある人もない人も 住み慣れたまちで いきいき暮らす(2)

■佐倉市地域生活支援拠点等の取り組みを推進しています
▽地域生活支援拠点等とは?
障害のあるかたの高齢化や重度化、「親亡き後」を見据え、障害のあるかたが住み慣れた地域で安心して生活を続けられるような機能を持つ場所や体制のことです。市では、「相談」、「緊急時の受入れ・対応」、「体験の機会・場の提供・対応」、「専門的な人材の確保・養成」、「地域の体制づくり」といった5つの機能を整備し、障害のあるかたの生活を支える体制の構築を進めています。

▽地域生活支援拠点等の役割
・緊急時の迅速・確実な相談支援の実施および短期入所などの活用により、地域における生活の安心感を担保する機能を備えること
・体験の機会の提供を通じて、施設や親元からグループホーム、一人暮らしなどへ、生活の場の移行をしやすくする支援を提供する体制を整備し、地域での生活を支援すること

(1)相談機能
緊急事態における支援が見込めない世帯を事前に把握、登録した上で、常時の連絡体制の確保や緊急事態などにおける必要なサービスの調整や相談対応などの支援を行う機能です。市内に、5か所の相談支援事業所を設置し、障害に関する相談体制を整備しています。

▽相談支援事業所とは?
障害のある人やその家族、地域の皆さまのさまざまな困りごとや悩みごとを聞き、解決方法を一緒に探します。不安や悩みはあるが相談内容がはっきりわからない場合でも、一緒に考え、解決を目指します。

▽どんなことを相談できるの?
・日常生活のこと
・障害福祉サービスのこと
・仕事や学校のこと
・悩みがあるけど、どこに相談してよいかわからないこと

▽どんな人が相談にのってくれるの?
専門の相談員が担当しますが、社会福祉士や精神保健福祉士、保育士などの資格を持つ相談員もいます。

(2)緊急時の受入れ・対応機能
短期入所などを活用した常時の緊急受入体制を確保した上で、緊急事態における受入れや医療機関への連絡などの対応を行う機能です。佐倉市ではグループホームなどでの短期入所による受入れを実施しています。引き続き緊急枠の確保などについて検討します。

(3)体験の機会・場の提供・対応機能
障害者支援施設などからの地域移行や親元からの自立に当たって、グループホームなどや一人暮らしの体験の機会・場の提供などを行う機能です。現在、グループホームによる体験利用の受入れを実施しています。

(4)専門的な人材の確保・養成
医療的ケアが必要なかたなどに専門的対応を行うことができる体制の確保や、専門的対応ができる人材の養成を行う機能です。現在は、療育支援コーディネーターや精神保健福祉士による専門的な相談支援を実施しています

(5)地域の体制づくり
拠点等の整備、運営状況などを見直し、課題解決に向けた対応策を検討する「地域生活支援拠点等運営委員会」(仮称)の組織化へ向けた取り組みを行います。

▽障害のあるかたと、その支援機関の登録を受け付けています
・緊急時における支援が必要な障害のあるかたは、「緊急時支援登録」をすることができます。
・地域生活支援拠点等の機能を担う事業所については、登録をお願いします。登録することで報酬の加算を受けられます。
※詳細は、市ホームページ(右記)をご覧ください

※二次元コードは、本紙をご覧ください。

▽お困りのかたはご相談ください 相談支援事業所があなたをサポートします
各地区にある相談支援事業所

問合せ:障害福祉課
【電話】484-4164【FAX】484-1742