くらし [特集]とうがねの農業を未来へつなぐ 1

農業はやりがいのある魅力的な仕事です。
しかし、決して楽な仕事ではありません。資金のこと、農地のこと、知識や技術のこと、家族の理解と協力などさまざまな課題があります。
現在の農業を取り巻く情勢は、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加といった問題が山積しています。
とうがねの農業も例外ではなく、地域の農業と農地を、どのように次の世代に引き継いでいくか、今、地域の方々と共に探っています。
一方、とうがねでの農業にやりがいを感じ、新たに従事する方もいます。
皆さん「就農(しゅうのう)」という言葉をご存じですか。
農業を仕事にすることを就農といいます。個人で就農する場合、多額の費用がかかりますが、自分のやりたい農業ができます。また、農業法人への就職も、就農の形の一つです。
今回の特集では、市内で新たに農業を始めた皆さんに、そのきっかけや魅力などについて、話を伺いました。
さらに、就農を目指す方向けの制度も紹介します。
そして、食を支える農業の未来は、農家の方だけではなく、私たち一人一人が考えていかなければいけません。
市内で頑張る農業者を知り、地元の農産物を食卓に取り入れる地産地消や、贈り物に東金産を選ぶことも、未来の農業を応援する大切な行動です。
地域の農業を次の世代につないでいくために、挑戦を続ける農家の皆さんを応援しながら、私たちにできることを一緒に考えてみませんか。

◆農家数の推移
(各年2月1日現在、単位…戸)

◆農業(経営耕地種類別面積)の構成
(令和2年2月1日現在)

資料…東金市統計書(令和6年版)