- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県東金市
- 広報紙名 : 広報とうがね 2025年11月1日号 No.1375
■東金の特産品プラム クラフトビールとして新しい価値を
城西国際大学 観光学部観光学科4年 水口(みずぐち)心温(ここあ)さん
Q:プロジェクトの概要、目的
東金の特産品プラムを使ったオリジナルのクラフトビール「東李-TOURI」を、大学のプロジェクトメンバー10名で開発しました。「東李」は、東金の「東」とプラムを漢字で表した「李」から名付けました。中国の故事成語「桃李」ともかけ、東金が育てた優れた果実を使っているという意味合いもあります。
プラム農家、東金商店街連合協同組合、浦安市のマイクロブルワリー「MATSURI BREWING・祭醸造」、東金市などとの産学官連携により実現しました。
目的は大きく2つ。1つ目は東金産プラムを新しい形で商品化することで、観光資源として活用し、地域に人を呼び込むことです。2つ目は地域の方々と関わりながら商品開発に取り組み、観光によるまちづくりを体験的に学ぶことです。
Q:「東李-TOURI」のコンセプト
コンセプトは「ぷら酔い」です。「プラムのようにほんのり甘く、心地よい酔いを楽しむ」といった思いを込めて開発しました。話し合いから始まり、プラムの収穫作業やビールの醸造を行い、完成に至りました。
実は私、ビールが得意ではありません…。だからこそビールが苦手な方にも手に取ってもらえる、飲みやすいビールを目指しました。この思いは、今回の開発に生かされたと思います。
Q:開発を通して感じたこと
東金には素晴らしい特産品や人々の温かさなど、たくさんの魅力があることを再発見できました。
また、祭醸造さんでビールの醸造を体験したり、商店街の方々から意見をいただいたりする中で、地域の方の協力やつながりがあってこそ商品が形になるのだと実感しました。
まちとのつながり、人とのつながりを大切に、学んだことを生かし、地域の魅力をさらに多くの方に広めていきたいです。
Q:「東李-TOURI」の展望
トや道の駅、インターネットなどで限定販売を行いました。多くの方に楽しんでもらえる商品に育てていきたいです。
このビールをきっかけに、たくさんの方に東金へ来ていただき、地域の活性化につながってほしいと考えています。地域の方々には、「地元の特産品を生かしたクラフトビール」として、自分のまちを誇りに思っていただける存在になったら嬉しいですね。
