くらし 特集 ごみについて知ろう

1人1日当たりの総排出量は
県内でワースト8位

燃やせるごみを焼却処理する際には、多くの二酸化炭素が発生するなど、環境に多くの負荷がかかっています。私たちの健康や環境を守り、次世代に豊かな自然を引き継いでいくためにも、適正なごみの排出削減は、私たちが取り組むべき重要な課題です。
市内の1人1日当たりのごみ排出量は、県内54市町村中47位でワースト8位。また、市では燃やせるごみの焼却処理を外部発注しており、1t当たり約3万9,500円かかります。燃やせるごみを減らすことが、経費の削減につながります。「ごみの減量」のために何ができるか、考えてみましょう。

■市町村別の1人1日当たりのごみの排出量(令和4年度)

令和4年度鴨川市内のごみ総排出量は1万2,563t、市民1人が1日に出すごみの排出量は1,096gで、県内54市町村で8番目の多さです。県内の平均は867gのため、平均より毎日229gも多いのが現状です。
一般的なお茶碗のご飯の量は山盛りで約250g。市民皆さんが、1人1日、お茶碗山盛り1杯分のごみを減量することで、ようやく県平均まで減らすことができます。(出典:令和4年度千葉県清掃事業の現況と実績)

■処理費用の原資は市民皆さんの税金
皆さんはごみを捨てる時、市指定のごみ袋を購入することや持込手数料、粗大ごみ手数料を支払うことで、ごみ処理費用の一部を負担しています。それだけでは費用の全てを賄えないため、塵芥処理費10億7,200万円のうち約9割に当たる9億4,400万円を税金から支払っています。市民一人当たりの負担は、年間3万1,467円(令和5年度)にもなります。

塵芥処理費の内訳

■燃やせるごみの内訳はほぼ「紙・布類」と「生ごみ」
市内で出た燃やせるごみの内訳は、約40%が「紙・布類」、26%が「生ごみ類」、23%が「ビニール・ゴム類」でした。
各家庭で、燃やせるごみの中から1カ月に約2kgを分別(再資源化)すると、市全体で年間約350t、処理費用約1,380万円が削減できます。二酸化炭素排出量も、約20t削減することができます。
皆さんが、今捨てようとしている燃やせるごみの袋の中に、リサイクルできる「資源」が入っていませんか?今一度、燃やせるごみの中に入れていいものかどうか、確認をお願いします。

■そのごみ減らせます
捨てる前・買う前に見直しを!
1人1日お茶碗山盛り1杯分の「ごみ」を減らそう!

(1)紙・布類
ちょっとした「紙類」も集めて資源に
新聞紙やダンボール、雑誌、飲料用紙パックは、まとめて資源ごみに出していただいていると思います。
このほか、ダイレクトメールやちょっとした小さなメモ用紙、包装紙、洋服を買った際に出る紙製のタグ・厚紙なども「雑がみ」として資源ごみで出すことができます。いらない紙袋にまとめて出してみましょう。収集によって集められた雑がみは、再生紙やダンボールに生まれ変わります。
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(2)透明のたまごパック・透明なフタ
リサイクルBOXに入れてください
シールや開口部はきれいに剥がし、下記の施設に設置しているボックスに入れてください。汚れや剥がし残しがあると資源化できませんので、ご協力をお願いします。
収集対象:透明のたまごパック(PET素材)、お弁当などの透明なフタ(PS素材)
設置場所:鴨川市役所1階ロビー、天津小湊支所、江見・吉尾・小湊出張所、ふれあいセンター、各公民館
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(3)ビニール類
マイバックを持ち歩こう!
コンビニなどで毎回レジ袋を購入していませんか?不要なレジ袋の使用は避け、マイバッグを持ち歩きましょう。

(4)生ごみ類
水分を減らすor堆肥に!!
生ごみの約80%は水分です。水分が「重さ」と「臭い」の原因となっています。各家庭で1日当たり11.5g(1週間で約80cc)の水分を減らすことにより、市全体で年間約61t削減することができます。ちょっとしたひと工夫で水分を減らせば、軽くなってごみ出しが楽になるだけでなく、悪臭も減らすことができます。
さらにコンポストなどを使って堆肥化をすることができれば、生ごみを減らすことができます。
1 水を絞る
いらない袋を利用し、生ごみの水分をギュ~っと絞り切りましょう。手を汚さず、多くの水を切ることができます。
2 乾燥させる
風通しの良い場所で半日置いたり、天日で乾燥させたりすると、かなり水分を減少することができます。
3 堆肥化させる
可能であれば、コンポストや生ごみ処理機に入れて、できる限り堆肥化して、有機肥料にしましょう。
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(5)ペットボトル
つぶして資源ごみに
リサイクルするためには「ふた」「ラベル」「中身の除去」が必要です。中身を取り除き、中を軽く洗い、足などでつぶしてから資源ごみに出してください(切断はしないでください)。フタはリサイクルによりワクチンに生まれ変わります。
※油・洗剤などが入っているものや汚れているもの、破損しているものは「燃やせるごみ」に出してください。
・PETボトル識別表示マーク→資源ごみへ
・プラマーク→燃やせるごみへ
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問い合わせ:環境課
【電話】7093-7838