- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県鴨川市
- 広報紙名 : 広報かもがわ 2025年11月1日号 No.518
広報かもがわ6月号で、市内の1人1日当たりのごみ排出量についてお知らせしました。鴨川市民1人が1日に出すごみの排出量は1,096gで、県内54市町村で8番目の多さです。県内全体の平均は867gのため、229g多いのが現状です。これはお茶碗山盛り1杯分に相当します。
市内で排出された「燃やせるごみ」を分析したところ、令和6年度は、左記のとおり「紙・布類」の割合が46%で、約半数を占めています。紙・布類は「資源ごみ」として分別をお願いしているものです。また「生ごみ」は食品ロスも多く関係しています。

■ごみ処理費用は市民1人当たり約31,000円/年の負担
家や仕事場などから出た燃やせるごみを処理・処分するために、1t当たり約39,500円かかっています。処理費用は市民皆さんの税金で、令和6年度の市民1人当たりの負担は、年間約31,000円にもなります。
◇ごみ処理にかかったお金(※) 10億8,652万3千円
(費用内訳)
・ごみ処理手数料(市民負担)1億3,053万円
・資源ごみ売却益など 1,606万1千円
・税金 9億3,993万2千円
※燃やせるごみ以外の処理を含みます
■市民皆さんにお願い
1 資源ごみの分別徹底
市では、市民皆さんに資源ごみを正しく分別していただくことで、売却収入を得ています。上記のとおり、令和6年度の資源ごみ売却による歳入は約1,600万円でした。
仮に燃やせるごみに含まれる「紙・布類」を全て資源化できれば、歳入は約3,000万円の増加となり、歳出は約1億8,652万円減少することができます。
◇「燃やせるごみ」に出していませんか?
ダイレクトメールの封筒・ハガキ
包装紙・お菓子の紙箱
着なくなった洋服
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全て「資源ごみ」です。分別に迷った時は、ホームページなどをご確認ください。
透明のたまごパック・お弁当のフタ
⬇
市役所ロビーや公民館などの回収ボックスに入れて「資源化」しましょう。
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2 生ごみの水切り
生ごみの約80%は水分です。
各家庭で1週間に約80cc乳飲料約1本分(1日当たり11.5g)程度の水気を切ると…
年間約61t削減→約241万円の歳出減
◇「生ごみ」を出すときは…
水分を絞る
天日に干して乾燥させる
堆肥化させる
3 食品の食べきり
日本では、年間約472万t(東京ドーム3.8個分)もの食品ロスが発生しています。これは国民1人当たりおにぎり1個分の食べ物を毎日捨てていることに相当します。
各家庭で毎日おにぎり1個分の半分(55g)を食べきると…
年間約291t削減→約1,149万円の歳出減
◇食品を食べきろう
買いすぎない…買う物をメモして買い物にでかけ、必要な分だけ買う
無駄なく作る…食べきれる分だけ作る
食べきる…残さず食べる
問い合わせ:環境課
【電話】7093-7838
