くらし 9月1日は防災の日 もしものときに備えて今できること

防災週間:9月5日まで

■災害時あなたがとるべき行動は?
自然災害は、いつどこで起こるか予測することはできません。災害からの被害を軽減するためには、自助・共助・公助のそれぞれが必要不可欠であり、日頃から防災・減災に対する心構えと備えをして、災害対応力を高めることが大切です。9月1日の「防災の日」を機会に、適切な行動がとれるよう、家庭や地域での防災対策を再確認しましょう。

■災害発生時
▽身の安全を確保をしましょう
◎地震発生時
(1)丈夫なテーブルの下に隠れるなどして自分の身を守る。
(2)窓や戸を開けて出口を確保する。
(3)揺れが落ち着いたら、安全な場所(市指定避難所、親戚や友人宅、ホテルなど)へ移動する。
◎風水害発生時
川の急激な増水や崖・斜面からの水の噴き出しなど、今いる場所が安全ではないと判断した場合は、次の行動をとりましょう。
(1)2階以上の安全を確保できる高さに移動する。
(2)安全な場所(市指定避難所、親戚や友人宅、ホテルなど)へ移動する。

▽「在宅避難」・「親戚や友人家などへの避難」を検討しましょう
◎避難とは「難」を避けること!
自宅での安全が確保できた場合、無理に避難所に行く必要はありません。自宅での居住の継続ができる状況であれば、在宅避難や親戚・友人の家などへの避難を検討してみてください。
在宅避難ができるかできないかという明確な基準は定められていませんが、次の検討基準を確認して考えましょう。

◎在宅避難検討基準
・住民にケガなどはないか。
・自宅に倒壊や傾きなどの被害がないか。
・火災などの危険性がないか。
・必要最低限の水や食糧、物資は確保しているか。(3日分)
※ライフラインが停止した場合でも、カセットコンロや簡易トイレなどの備蓄があれば在宅避難を検討しましょう

◎在宅避難のメリット
・住み慣れた家で生活を送ることができる。
・環境の変化へのストレスがない。
・トイレなどプライバシーが確保できる。
・感染症のリスクが低くなる。
・ペットと一緒に生活ができる。

◎危険と感じたら避難所へ!
警報レベルに基づいた避難指示が出た場合や自己の判断により、自宅にいること自体が危険と判断した場合は、すみやかに避難所に避難してください。
避難情報は、防災行政無線や富里市防災・防犯メールなどでお伝えします。

■事前の備え
▽避難に向けて準備することは?
◎自宅でできる備え
近年発生した地震によるけが人のうち3割~5割は、家具類の転倒や落下、移動が原因でけがをしています。
被害を未然に防ぐために、家具の転倒防止などを事前に対策しましょう。
〇家具を固定する器具の取付
〇家具の置く位置や向きを考える
〇寝室や通路に家具類を置かない
〇雨戸やガラスなどを補強する
〇貴重品などの持ち出し品を準備する
〇断水に備え、飲料水の確保をする
〇ペットの避難準備をする
〇ペットフードやトイレ用品などの用意
・ケージやキャリーバックなどの用意
・マイクロチップや迷子札などの取付
・狂犬病予防接種や各種ワクチンの接種
・その他の避難先の確保

▽非常食・防災グッズの備え
災害発生直後は、食料や日用品の購入が難しくなる場合があります。日ごろから必要な備蓄をしておきましょう。
◎備蓄品目安(例)
□食料・水(1人1日3リットル)おおよそ3日分
□トイレットペーパー
□ティッシュペーパー
□除菌ウェットティッシュ
□懐中電灯
□乾電池
□停電時に有効なもの(カセットコンロ・充電式ラジオ・携帯電話のバッテリーなど)
□家族に合わせた準備(おむつ・ミルク・哺乳瓶・離乳食・スプーン・おしりふき・生理用品など)
◎ローリングストックで備蓄を
普段から食べ物や日用品を少し多めに買い、日常生活で消費した分だけ買い足しながら備蓄していく方法です。

▽情報の備え
◎日頃から話し合い・行動する
災害が発生したときに、一人ひとりがどのような行動をすれば良いか、家族と話し合うことが大切です。
防災マップと併せて、それぞれの役割分担や非常持ち出し品、連絡方法などを確認しましょう。

▽市の避難場所はご存じですか?
最寄りの避難所まで散歩して、道順を確認してみましょう。避難することを考えながら歩くことで、思わぬ発見があるかもしれません。(浸水・冠水がしやすい場所や古びた建物があるなど)
・避難所一覧市
・公式ホームページ根木名川洪水浸水想定地域
※各2次元コードは本紙をご覧ください。

■情報を入手する
▽富里市防災マップ
地震や土砂災害発生時の危険な場所や避難所を掲載しています
▽市防災・防犯メール
防災情報(気象警報、災害情報など)や防犯情報などを配信しています
▽市公式LINE
有事の際に、避難情報などをお伝えします
▽〔無料〕防災行政無線の情報をフリーダイヤルで聞けます
【電話】0120-114-994
▽戸別受信機を販売中
市では、防災行政無線の放送内容が屋内でも聞ける「戸別受信機」を販売しています。
1台あたり〔45,430円〕の戸別受信機を市民の皆さまには、〔9,000円〕でご購入いただけます。
※各2次元コードは本紙をご覧ください

問合せ:防災課
【電話】93-1114