- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県南房総市
- 広報紙名 : 広報みなみぼうそう 2025年2月号
■安房拓心高校から「イタリア野菜」を給食に無償提供していただきました
県立安房拓心高校園芸系列では、4年前から健康な体作りを意識して、栄養価が高くおいしいイタリア野菜を育てています。イタリア野菜は、栄養がある、病気や害虫に強い、大きく育つ、そして台風にも強いなどの特徴があります。この野菜を南房総の特産品として広め、地域農業の活性化にむけて栽培しています。今回、カリフローレ、ロマネスコ、アレッタの3種類を学校給食に提供いただきました。
いただいたイタリア野菜は、市内の子ども園や外房学校給食センターの給食で、おいしくいただきました。
12月18日カリフローレをサラダに活用しました。
カリフローレは、茎まで丸ごと食べられる新しいタイプのカリフラワーで、見た目はスティック状、味にはクセがなく、ほんのり甘みのある味わいが特徴。栄養価は高めで特にビタミンKが多く含まれ、ナトリウムの排出を促し、血圧を一定に保ったり、細胞を正常な状態に保つ働きがあります。
1月17日ロマネスコとアレッタをサラダや汁ものなどに活用しました。
ロマネスコは、ヨーロッパでは一般的な野菜で、サンゴのような特徴的な形から世界一美しい野菜とも称されるほど。ビタミン類を多く含み、特にビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラスです。
アレッタは、ブロッコリーとケールを組み合わせた新しい野菜。栄養満点のスーパーフードと言われ、特にカロテンとビタミンKがブロッコリーの3倍、他にもカルシウム、ルティン、メラトニンなど体に良い栄養素が沢山含まれています。
■白浜小2年生の大根を給食へ
白浜小学校(相場大作校長)では、南房総学の取り組みとして、2年生が大根の栽培を種まきから行っています。今回は収穫。自分たちの分だけでなく、給食用として100kgを外房学校給食センターに提供し、みそ汁や、和え物にして味わいました。
■地域農業に貢献 安房農業賞・安房農業奨励賞
安房地域活性化フォーラムが令和6年12月5日千葉県南総文化ホールで行われました。その中で、安房郡市内の農林業に功労のあった農業者の表彰があり、安房農業賞で磐槻泰夫さん(富山地区)、安房農業奨励賞で三平尚登さん(三芳地区)が表彰されました。
安房農業賞は、農林業技術の創造、改良、導入などにより、生産性の向上に著しい功績のあった人、安房農業奨励賞は、地域農林業の振興・農業技術などその効果が期待される人を安房農林業振興協議会が表彰するものです。
■農業士・指導農業士 認証式典
第48回千葉県農業士・指導農業士認証式典が令和6年12月19日ホテルプラザ菜の花で行われ、市内から農業士として神作陽介さん(富山地区圃場)が認定されました。
農業士は、自己の農業経営改善に努めるとともに、近隣若手農業者への助言など地域の良き先輩として活動します。
農業士の活躍により今後地域農業の活性化・発展が期待されます。