- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県いすみ市
- 広報紙名 : 広報いすみ 令和7年7月号
本校は、いすみ市の北部に位置し、東西6km、南北6kmの学区で、田園風景の広がるのどかで自然豊かな場所にあります。学区では、水稲や梨の栽培が盛んで、地域や保護者の方々と学校のつながりは深く、米作りや梨の栽培の体験学習にご協力いただいています。また、サツマイモの苗植えをしたり、芋掘りをしたりする活動にも地域の方々のご協力のもと毎年取り組んでいます。
今年度の児童数は58名で、素直で明るく元気な子ども達です。地域や保護者の方々に見守られながら、すくすくと成長しています。それでは、本校の教育活動の一端を紹介します。
■豊かな体験活動の充実
地域の自然を生かした学習活動は、自然についての新たな知識や情報について体験をとおして獲得しながら、ふるさとの良さや自然の素晴らしさに気付いていく取り組みです。
総合的な学習の時間に、地域の特性を活用して、3年生は梨の栽培、5年生は米作りを行っています。地域の農家の方々が全面的にご協力くださり、子ども達は充実した学習を行うことができます。3年生は、自分で梨の交配や摘果を行い、観察をしながら収穫を楽しみにしています。昨年度は豊作で、全校児童に収穫した梨をおすそ分けしました。また、5年生は田んぼに入り、自分の手で田植えや稲刈りを行います。そして、おだがけ、脱穀、籾摺りを行い、家庭科の時間にご飯を炊いておむすび作りをします。子ども達はこれらの活動をとおして、古沢の四季を実感しながら地域の方々の温かい思いに触れています。
■読書活動の充実
本校では、読書活動を推進しています。朝自習の時間に読書タイムや読み語りの曜日を設けています。読み語りは、地域の方々が毎月2回程度来校し、各学級で絵本等を読んでくださいます。子ども達はとても楽しみにしています。また毎週金曜日は、家に本を持ち帰って親子で本に親しむ「うちどく」を楽しんでいます。金曜日は自分だけでは読めない難しい本も借りていくこともあります。
そして、読書をする中で自分が気に入った本を「読書郵便」のシートに書いて掲示し、お互いにおすすめの本を紹介しています。