健康 保健

■保健師だより『3月は「自殺対策強化月間」です』
自殺対策基本法では、3月を「自殺対策強化月間」として、国、県、地方公共団体等が連携して「いのちを支える自殺対策」の啓発活動を推進しています。
例年3月は進学や就職、退職、転勤、引っ越し、家族や友人との別れなど、生活環境が大きく変わる時期で、自殺者数が増える傾向にあります。自殺のきっかけは誰にでも起こる病気、生活苦、仕事疲れ、失恋、人間関係のトラブルなどの出来事で、さまざまな要因が複雑に関係しています。多くが「追い込まれた末の死」であり、「防ぐことができる社会的な問題」であるといわれています。
自殺を予防するためには悩んでいる方に気付き、声を掛け、話を聞いて必要な支援につなげることが大切です。次の事項を意識してみましょう。

○4つのポイント
・気付き…家族や仲間の変化に気付いて、声を掛ける。
・傾聴…本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける。
・つなぎ…早めに専門家に相談する。
・見守り…温かく寄り添いながら、じっくりと見守る。

自殺を考えている方は1人で悩んでおり、適切な相談窓口につながっていないことがあります。あなたの大切な方の様子が「いつもと違う」「何か悩みを抱えているかもしれない」と気付いたら勇気をもって声を掛けてみましょう。
また、眠れない、憂鬱な気分である等の心の不調がある際には1人で抱え込まず、まずは誰かに相談してみましょう。電話で相談しづらい方にはLINEやオンラインチャットなどでの相談窓口(SNS相談)もあります。自分が相談しやすい方法で相談してみましょう。

■3月の健診・予防接種など
○健診等

○予防接種

※すべての健診と10か月乳児相談は個別通知をしています。上記事業は予約制ですので、必ずご連絡ください。
※健康相談・子育て相談は随時行っていますので、問い合わせください。

■栄養士だより『子どもの肥満』
子どもの肥満は、将来成人肥満にもつながりやすいことが分かっています。母子健康手帳にある「幼児の身長体重曲線」で身長120cmまでは肥満度を確認することができます。
ダイエットは不要ですが、必要以上のカロリーの摂取や、おやつの食べすぎには気を付けましょう。

○食事バランス
大人同様、主食(ごはんなど)、主菜(肉、魚、卵、大豆など)、副菜(野菜、きのこ、海藻など)をバランスよく取ることが基本です。

○食事量
3歳児で大人の約3分の2の量が適量です。揚げ物などの油を多く使う料理が多い場合は、カロリーオーバーとなることもあるので気を付けましょう。
また、好き嫌いが多い時期のため、野菜が少なくなりがちです。ひき肉料理に細かく切った野菜を混ぜるなど、工夫をして取り入れましょう。

○おやつ
一度に食べる量は、次の食事に影響しない量が良いでしょう。食べすぎを防ぐために、お皿に取り分けることや、果物やヨーグルトなどの、ビタミンや食物繊維、カルシウムが取れるおやつを選ぶこともおすすめです。

■良い歯と健康な歯肉で歯っぴーライフ『山武郡市歯科医師会主催 市民公開講座「口腔がんって、どんな病気なの?」』
最近、「口腔がん」の記事をよく見ることはありませんか。この機会に口腔がんについて学びましょう。
日時:3月30日(日)15時~17時(14時30分受付開始)
会場:東金文化会館小ホール
講師:鵜澤一弘医師(千葉大学大学院医学研究院先端がん治療学研究講座口腔科学教授、千葉大学医学部附属病院歯科・顎・口腔外科科長)
対象:山武郡市内在住、在勤、在学の方、その他
参加費:無料(申込不要)

問合せ:山武郡市歯科医師会事務局
【電話】55-2975

■予防接種のお知らせ
未接種の方は春休み期間などの接種をご検討ください。
○二種混合予防接種
対象:11歳以上13歳未満
※小学6年生に個別通知済み。

○日本脳炎第2期予防接種
対象:9歳以上13歳未満
※小学4年生に個別通知済み。

○麻しん風しん予防接種
対象:令和7年4月に小学校入学予定の年長児
※個別通知済み。
公費負担での接種可能期間:令和7年3月31日(月)まで

「保健」のページについての問合せ:健康増進課
【電話】72-8321