くらし 9月1日は防災の日 災害の備えをもう一度考えてみませんか(2)

■災害に備えて家庭で備蓄品を準備
・常時携行品…外出先でいつも身に付けておきたいもの
現金、携帯電話、キャッシュカード、免許証、マイナンバーカード、携帯ラジオ、携帯電話の充電器など。
・非常持出品…緊急時に持ち出すもの
発災直後に避難場所へ持っていく3日分の備え。非常食や飲料水の他にも、ベビーフード、紙おむつ、持病薬、アレルギー対応食、ペットフードなど家庭に合わせた準備が大切です。リュックサックに入れておくと両手が使えて便利です。
・備蓄品…災害時の生活に必要なもの
3日~1週間分×家族分の食料や水。食料はレトルト食品や缶詰、カップ麺。ポリ容器や下着、着替えも用意。
・停電時に役立つもの…懐中電灯、ランタン、携帯ラジオ、卓上こんろ、乾電池、発電機(屋外で換気しながら使用)
・断水時に役立つもの…飲料水、給水用ポリ容器、非常用トイレ

○災害に備え燃料を確保しましょう
災害発生時には燃料の確保が難しくなります。車の燃料は満タンにする、暖房用の灯油は1缶多めに備えるなど、燃料の確保を心掛けましょう。

○備蓄のコツ~ローリングストック~
食品や日用品を少し多めに買い置き、普段の生活の中で使いながら買い足していく方法です。常に一定の備蓄量を保つことができ、大きなストレスのかかる災害時でも、いつもと同じものを食べたり使ったりできます。

○水のくみ置き方法をご紹介
普段から水道水をくみ置きしておくと、災害があったときに役立ちます。生きていくために必要とされている「一人一日3リットル」の水道水を3日分備えておくことをお勧めしています。
(1)くみ置きの方法
清潔でふたのできる容器(ポリタンク・ペットボトルなど)になるべく空気が入らないように口元いっぱいまで水道水を入れてください。
このとき、水道水を沸騰させたり浄水器などを通したりしないで、蛇口からそのまま容器に保存してください。
(2)くみ置きの保存方法・期間
直射日光を避けて、冷暗所に保存してください。また、消毒用の塩素による殺菌効果が持続するのは、3日程度です。保存期間を過ぎた水は、飲み水以外の手洗いやトイレの水としてご利用ください。

問合せ:山武郡市広域水道企業団
【電話】55-7852

■[風水害][地震]住居の被害対策をしよう
・台風で飛ばされそうなものは、室内に取り込むか固定しましょう…庭木の固定や庭にある植木鉢、物干し竿は家の中にしまい、設置されているパラボラアンテナは点検して固定しましょう。
・側溝や排水溝、雨樋の清掃をしましょう…掃除をすることで水はけが良くなり浸水リスクが低減します。
・窓や雨戸を補強しましょう…強風で飛ばされてきた飛来物により窓ガラスが破損する可能性があります。窓ガラスにテープを貼って飛散防止の補強をしたり、雨戸にガタつきが無いか点検したりしましょう。
・ブロック塀・門柱を確認しましょう…塀の高さ・厚さ・控え塀の有無・基礎の有無などを確認しましょう。不明な点は、専門家に相談しましょう。

○家具の転倒を防ぐポイント
・タンス…L字金具や支え棒で固定。二段重ねの場合はつなぎ目を金具で固定する。
・冷蔵庫…背面上部に転倒防止ベルトの取付箇所があれば、ベルトを通して壁に固定する。無ければ、扉と扉の間に針金を巻いて金具で壁に固定する。
・食器棚…L字金具や支え棒で固定し、重い食器は下に、軽い食器は上に収納、戸が開かないように止め金を付ける。また、ガラス部分に飛散防止フィルムを貼る。
・テレビ…テレビ台に固定する粘着マットや、壁に固定するベルトを利用する。

◆[風水害]土砂災害が起こる前兆と避難のポイント
○前兆
・崖に亀裂が入る
・崖から水が吹き出ている
・崖から音がする

○避難のポイント
(1)指定緊急避難場所への避難
(2)安全な親戚・知人宅への避難…平時から避難について相談しておきましょう
(3)安全なホテル・旅館への避難
(4)屋内安全確保…がけから一番遠い部屋など家の中の安全な場所

◆住家が被害を受けたときは
台風などの自然災害により被害を受けた世帯に市が発行する罹災証明書は、被災者の生活や住宅再建のための補助制度や保険会社へ損害保険を請求する際に必要となります。罹災証明書の申請には被害状況が分かる写真の添付、間取りや階数などの報告が必要です。

○写真撮影のポイント
修理や片付けをする前に!
・被害を受けた箇所の全体と程度がわかるように
・被災した部屋ごとに全景を撮影
・カメラやスマホなどで4方向から撮影
・浸水の高さがわかるようにメジャーをあてて

問合せ:安全対策課消防防災班
【電話】70-0303