くらし 9月1日は防災の日 災害の備えをもう一度考えてみませんか(1)

7月30日、カムチャツカ半島を震源とする津波警報の発令により、陸閘(りっこう)の閉鎖が行われました。
陸閘は、九十九里沿岸部の津波対策として千葉県により整備され、全国瞬時警報システム(Jアラート)の津波警報などを受信することにより、自動で閉鎖されます。
令和3年の運用開始以来、初めての閉鎖となりました。

■津波情報の種類を確認しよう
地震等で津波が発生する可能性がある場合、市から発令される情報に注意して、速やかに避難行動を取りましょう。

○津波情報の種類と避難行動
本市が属する津波予報区は「千葉県九十九里・外房」です。このエリアでの津波に関する情報が発表された場合は避難行動に移りましょう。
津波注意報等が発表されたら、地震を感じなくても、直ちに海岸から離れ、急いで遠くの安全な場所に避難しましょう。
津波は繰り返し襲ってきます。また、河川を遡上し、浸水する可能性があるため、警報や注意報が解除されるまでは海岸や避難指示エリアに近づかないでください。
地震はいつ発生するかわかりません。滞在地で地震が発生した場合に備え、避難所や緊急避難場所の位置を確認し、避難経路を考えておきましょう。
・緊急避難場所…災害時に一時的に避難するための場所
・避難所…災害の危険が無くなるまで一定期間生活するための場所

○津波情報の種類と避難行動

(※津波情報別の避難対象エリアにつきましては本紙地図をご覧ください。)

○津波避難に関するマーク(※本紙参照)を覚えておこう
・津波注意…地震が起きた時、津波が襲来する危険性が高い地域に表示されます。
・津波避難場所…津波に対して安全な場所・高台に表示されます。
・津波避難ビル…津波が発生した時、避難場所として一時的に避難できる施設です。

■マイ・タイムラインを作ろう!風水害版
台風が多くなる時期です。自分や家族がいつ何をするのか、あらかじめ整理しておき、災害に備えましょう
・[STEP 1]自宅の状況を確認する
ハザードマップで自宅が土砂災害警戒区域や浸水想定区域にあるかを確認。
・[STEP 2]避難先、避難経路を決める
自宅近くの避難場所を確認し、浸水や土砂災害の恐れのある箇所は避けて経路を決める。避難先は市指定避難場所だけでなく、安全な場所にある親戚や知人宅も検討する。
・[STEP 3]避難するタイミングを決める
市の避難情報に基づき、警戒レベル毎に避難を開始する家族を決める。
・[STEP 4]避難前の各自の行動を書き出す
常備薬の準備、携帯電話の充電、非常品・備蓄品の確認などチェックリストを参考に自由に記載する。

○避難情報のポイント
お住まいの地区に警戒レベル3以上の避難情報が発令された場合は、自身の状況に応じて避難しましょう。