くらし 令和7年度 施政方針
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県九十九里町
- 広報紙名 : 広報くじゅうくり 令和7年4月号
令和7年第1回九十九里町議会定例会において、浅岡町長が令和7年度の施政方針を述べました。
重要項目を抜粋して、皆さまにお知らせします。
令和7年度は、「第5次九十九里町総合計画前期基本計画」および「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年となることから、引き続き計画の将来像を実現する施策を展開しながら、これまでの施策・取り組みの効果を検証することで、次期後期基本計画、総合戦略へと事業展開を図るための礎となる一年とするとともに、町制施行70周年となる本年を契機として、戦略的・積極的な「未来への投資」により本町の笑顔あふれる明るい未来を創造するための事業を展開してまいります。
また、私が町長に就任以来、町政運営の基本的な考え方として掲げている4つの理念を具体化するためにも、全庁横断的な視点で施策を構築し、限りある財源を有効に活用するなかで、将来世代に過度の負担を残すことのないよう十分留意し、より実効性のある取り組みを全力で進めてまいります。
◆理念(1)繁栄で活気と笑顔があふれるまちづくり
源の開発」ができる産業・経済対策として、農業関係では、新たに経営発展支援事業補助金を計上し、新規就農者の経営の安定化を支援いたします。
水産業では、引き続き国および県とともに、片貝漁港の整備および維持を進めるほか、漁業の活性化に向け、ふるさと納税を活用し、漁業・遊漁船振興事業を実施いたします。
また、いわしの交流センターにおいては、令和7年4月から新たな指定管理者と共に、民間感覚を生かした経営により、さらなる交流人口の増加を図り、観光振興の拠点としての役割を果たしていけるよう運営してまいります。
◆理念(2)健康で活力と笑顔があふれるまちづくり
「元気で地域と共に活躍」するとともに、「健康で不安なく生活」ができる福祉・医療対策として、誰もが住みなれた地域で安心して暮らせるよう、健康づくりや介護予防、障害福祉サービスの充実に努め、互いに助け合う環境づくりに絶え間なく取り組んでまいります。
また、「東千葉メディカルセンター」が、救急医療・急性期医療を核とした地域の中核病院としての役割を果たせるよう経営の健全化に努めるとともに、地域の皆さまに対し、安定的に医療を提供できるように引き続き看護師の養成を支援してまいります。
◆理念(3)教育で知性と笑顔があふれるまちづくり
「地域のちからによる子育て支援」や「先進の教育による知的な生活」ができる子育て・教育対策として、子どもたちの教育・保育の充実を図るため、児童手当について、支給対象年齢の引き上げなどにより拡充したほか、町の将来を担う子供たちの教育環境の充実を図るため、学校再編に係る新校舎の建設に向け、実施設計に着手いたします。
◆理念(4)安全で安心と笑顔があふれるまちづくり
「安心で快適な生活」や「地域力による防災防犯」ができる生活環境、地域環境対策として、公共交通の継続運行や高齢者の外出手段の確保のため、タクシー利用助成金の助成対象者を町内全域といたします。
また、住民の日常生活に密着した、橋りょう・道路整備を計画的に進めるとともに、増加する空家等の利活用の促進を図るため、空家等対策計画を策定するほか、今後、高い確率で発生が予測される南海トラフ地震などによる津波から生命を守るため、津波避難施設を整備いたします。
結びに、本町を取り巻くさまざまな行政課題に対応するため、「すべてはみんなの笑顔のために」を念頭においたまちづくりの推進と持続可能な財政基盤の構築を両立させなければなりません。
九十九里町の笑顔あふれる明るい未来をつくるため、私が先頭に立ち、これまでの前例や発想に捉われない大胆な改革に積極果敢に挑戦し、今なすべき町民福祉の向上に力を尽くし、一歩でも着実に町政を前進させてまいります。引き続き、議員の皆さま、住民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。