くらし ながらタウンアドバイザー通信

■長柄町タウンアドバイザー 千葉大学大学院国際学術研究院 田島翔太
昨年度の千葉大学による長柄中学校での国際交流事業を報告します。本事業は、毎年、千葉大学に留学している外国人学生が長柄中学校を訪問し、全校生徒にそれぞれの国や地域の地理、文化、生活などを紹介するものです。
昨年度はペルー、ドイツ、タジキスタン、台湾、インドネシア、中国からの留学生が参加しました。交流のなかでは、生徒の興味を引き出すため、クイズ形式の質疑応答を取り入れる工夫をしました。
実施後のアンケートでは、ほぼ全員の生徒が「留学生の国や地域について学べた」「交流が楽しかった」と回答しました。また、9割の生徒が「今後も留学生との交流に参加したい」、7割の生徒が「自分の将来を考えるきっかけになった」と答えるなど、前向きな意見がありました。参加した留学生からも、「貴重な経験だった」「生徒にとって質の高い教育機会だと感じた」「生徒たちに国際的な経験を提供できた」などの感想がありました。
このように、長柄中学校の生徒が異文化に触れ、国際的な視野を広げる機会となりました。