- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年3月号
フレイルをご存じですか?
[監修]東京家政大学 特任教授 博士 清水順市
私は、長年にわたり、高齢者の健康維持や生活の質向上に寄与する研究を行ってきました。
今回は、目のフレイル予防や改善に向けた実践的なアプローチを紹介いたします。
◆アイフレイルとは?
加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態(視機能の低下)です。
◆アムスラーチャート
眼の疾患の早期発見にこのチャートを活用できます。
(1)眼から30cm位シートをはなす。(メガネをかけたまま)
(2)片目ずつ、格子中央の黒い点を見る。
(3)線がゆがむ、中心が見えない、一部が欠けて見えるなど、見え方がおかしい場合は、すぐに眼科専門医を受診。
※シートは本紙をご確認ください
車の運転で注意が必要です。
トンネルに入る時と出る時は、光に対する眼の順応性が落ちているので見えにくくなります。
スピードは常に控えめです。
◆自覚症状
・夕方になると見えにくい
・明るいところで眩しい
・瞬きをすることで見える
・目が疲れやすい
・目やにが出る
◆アイフレイルを防ぐには
・文字を読む時は照明をつけて、明るくしましょう。
・適切なメガネ(老眼鏡)を使いましょう。
・携帯電話の画面を長い時間見ないようにしましょう。
・晴天で眩しい時はサングラスをかけましょう。
〔注〕涙が出やすくなった場合はドライアイを疑いましょう
問い合わせ:健康保険課 保険係
【電話】46-2119