健康 けんこうコラム No.12

■身近な病気“がん”~正しい知識を持ち予防しましょう~
がんは生活習慣病の一つであり、発症予防には喫煙や食習慣等の生活習慣の改善が重要です。1981年以来、がんは日本人の死因の第1位となっており、国民の2人に1人以上が一生のうちに何らかのがんにかかるとも言われています。このように、がんは私たちにとって大変身近な病気と言えます。
今回のけんこうコラムでは、「がんを防ぐための新12か条」を紹介します。こちらはがん予防のみならず、広く生活習慣病の予防効果も期待出来ます。ぜひ参考にしてみてください。

●がんを防ぐための新12か条
▽喫煙
1条 たばこは吸わない
2条 他人のたばこの煙を避ける

▽飲酒
3条 お酒はほどほどに

▽食事
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
6条 野菜や果物は不足にならないように

▽身体活動
7条 適度に運動

▽体形
8条 適切な体重維持

▽感染
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

▽検診
10条 定期的ながん検診を

▽受診
11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を

▽情報
12条 正しいがん情報でがんを知ることから

(出典:公益財団法人がん研究振興財団)

●Pickup~1条・2条に関連して~
たばこは肺がんだけでなく、多くのがんに関連することがわかっています。たばこを吸う人の発がんリスクは吸わない人の1.5倍と言われていますが、吸わない人でも受動喫煙によりがんを発症することが少なくありません。今たばこを吸っている人は、まず禁煙することが自分自身のためにも、周囲の人にとっても、がん予防のための一歩となります。ただ、喫煙習慣が長くなればなるほど簡単に止められるものではありません。そんな時は、医療機関で禁煙のためのプログラムに沿った治療を受けるのも方法の一つです。禁煙治療は、通常初回診察に加えて、計4回の再診で構成されており、医師による問診や呼気中一酸化炭素濃度測定、禁煙補助薬の処方等のサポートを受け、医学的視点から禁煙に取り組みます。近隣でも禁煙治療に健康保険が使える医療機関があります。ご自身での禁煙がうまくいかない方、ご家族の禁煙サポートをお考えの方は、相談をご検討ください。

問合せ:健康福祉課 保健予防係
【電話】82-2168