- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県大多喜町
- 広報紙名 : 広報おおたき 2025年11月号(NO.686)
■及川 はるな 議員
◇移住者の住宅確保などについて
問 空き家バンクの登録件数とそのうち移住希望者がすぐに居住可能な物件数はどの程度あるのか伺う。
答 登録件数は、空き家が賃貸5件、売却15件、空き土地は売却で4件です。修繕など不要な物件は、賃貸4件、売却9件です。
問 賃貸住宅の供給不足について、町はどのような認識を持っているのか。
答 賃貸住宅の整備、供給にあたっては、既存の賃貸住宅の状況や民間活力の活用、官民がそれぞれ担うべき役割の均衡と調和を図りながら住宅環境の整備を進めていくべきと考えます。
問 民間物件を町が借り上げ、一時住宅として移住者に提供する制度導入の可能性はあるのか。
答 本町の食や自然、文化を活用した取り組みなども体験しながら生活のイメージを体感いただけるよう、また、滞在については民間の宿泊施設と連携するなど、官民それぞれの役割を活かした仕組みづくりが必要と考えます。
問 単身移住者向けの町営住宅や賃貸物件を新たに建築していく可能性はあるのか。
答 建設には事業費や用地の確保、将来の維持管理費など多くの課題があり、厳しい財政状況にある現時点では計画していません。
ただし、今後の人口動態や土地利用の状況を注視しつつ、必要に応じて住環境整備の一つの選択肢として考えていきます。
■渡辺 泰宣 議員
◇町の農業施策について
問 有害鳥獣に合わない作物が注目されていますが、品目と特性について伺う。
答 ローゼル、食香バラおよび試験的にウチワサボテンを栽培しています。
効能として、ローゼルは利尿効果や抗酸化作用、食香バラも抗酸化作用のほか免疫向上や疲労回復、ウチワサボテンは血糖値の調整などに役立つと言われています。獣害については比較的強いとされていますが、若い芽はシカやイノシシなどが食べることがあり、獣害対策が必要となり、電気柵を設置してある農地もあります。
問 町の特産品の開発にあたり、更に新しい取り組みが将来の活力となると思うがどのように考えるのか。
答 食香バラやウチワサボテンを老川地区で取り組んでいます。新たな作物の取組みにより地域を盛り上げていくことで、町全体に波及効果が出てくると考えます。
◇第4次総合計画の策定および推進について
問 現在策定を進めている令和8年から10年間の総合計画をどのように推進していくのか。
答 総合計画策定にあたっては、住民の意識調査、ワークショップや各分野との懇談会などでいただいた意見を踏まえながら、基本的な考え方として、町の特性を活かしつつ、社会情勢の変化を見据えながら、基本構想に掲げる将来像の実現に向け、持続可能なまちづくりを推進していく指針となるよう進めています。
問 平林町長の二期目に向けての決意について伺います。
答 4年間を振り返り、やりたいと思っていた仕事は手をつけたつもりですが、まだ方向性が定まっていない。今後も皆さまのお力添えをいただき進めていきたい。
