- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県大多喜町
- 広報紙名 : 広報おおたき 2025年11月号(NO.686)
◆決算認定
◇令和6年度各会計決算を認定(議案第54号から議案第58号)
令和6年度各会計決算については、9月9日および10日に総務文教常任委員会と福祉経済常任委員会が合同で協議会を開き、執行部から詳細な説明を受け、さらに主要事業の現地調査を9月11日実施し、最終日(9月16日)の本会議で認定しました。
(関連記事8、9、31ページ)
・監査委員の意見
各会計とも、予算の執行は適法かつ適正に行われ、係数も正確で決算は適正なものと認めます。
財政および経営健全化についても、健全化判断比率、資金不足比率など問題なく、堅実な財政状況となっています。
質疑
令和6年度一般会計決算
(問)地域通貨事業の取扱店は92店舗と少ないが、増やす対策を行ってきたのか。
(答)一斉通知のほか、訪問して登録のお願いをしています。
(問)地域おこし協力隊員は今まで何名採用し、町内で起業している方は何名か。
(答)平成28年度の事業開始以来40名委嘱しています。
町内で起業された方は9名です。
(問)結婚活動支援事業の内容は。
(答)お見合い支援として「縁結び事業」、「移住婚事業」、その他「婚活バスツアー」、「スキルアップセミナー」の開催や、結婚新生活支援補助を実施しています。
(問)移住や定住促進対策をどのように取り組んできたのか。
(答)都内で移住相談会を5回開催しました。また、町広報紙やホームページを中心に子育てや住宅など暮らしの支援に関する情報を発信しています。
(問)社会情勢の変化により、デマンド型地域交通の運行範囲を拡大する協議、検討が必要ではないか。
(答)運行拡大の協議は現在想定していませんが、それぞれの地域の特性に応じた交通形態を検討していきたい。
(問)町内で合併浄化槽の割合はどの程度占めているのか。
(答)令和6年度末の浄化槽設置数は3208基となり、うち合併浄化槽は1540基、48%です。
(問)予防費で不用額となった1000万円の理由は。
(答)予防費は、がん検診事業、予防接種事業、健康増進事業などの経費が主なもので、予算計上した予定者数より実績が下がったことによる不用額の積み上げが主な要因です。
(問)観光施設整備事業、地質調査委託料49万5千円の目的は。
(答)小沢又地先の駐車場予定地の土質が軟弱な可能性があるため調査を行いました。
(問)地籍調査業務の成果について、どのように評価しているのか。
(答)地籍調査実施計画書に基づき、令和6年度は計画どおり粟又区、大戸区の現地調査、境界立ち合い、一筆測量を実施しました。
(問)空き家等を活用した起業支援4件の事業内容は。
(答)食品卸業、宿泊業、食肉処理業、食品製造業ですべて移住者による起業です。
(問)公民館費、工事請負費の不用額558万円の内容は
(答)キュービクル更新工事に伴う執行残です。
◆討論
◇令和6年度一般会計歳入歳出決算認定(議案第54号)
賛成討論
・物価高騰対策、災害復旧、教育・福祉施策など、限られた財源の中で適正に予算が配分されている。
・地方公共団体の健全化指標も良好な水準で推移している。
・次期総合計画の策定、地籍調査事業の再開、小中学校や中央公民館など学びと地域活動の拠点機能を安全・安心の面から更新を図るなど、将来を見据えた基盤投資が適切に実施されている。
◇令和6年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定(議案第56号)
賛成討論
・国民健康保険税の収納率は県内でも上位に位置し、収納率向上への努力がうかがえる。
・健診受診率向上に対する意気込み、効果的な総合健康づくり支援事業などの成果が見られる。
一般会計決算認定及び国民健康保険特別会計決算認定とも、反対討論はありませんでした。
◆財産の取得
防災行政無線操作卓更新業務の契約の締結を可決(議案第59号)
契約の方法:指名競争入札
契約金額:9548万円
契約の相手方:千葉市中央区都町6丁目21番5号 スイス通信システム株式会社 代表取締役 平野 恒次
質疑
(問)現在の機器は18年経過している。更新する防災行政無線操作卓は何年位使用できるのか。
(答)通信機器の耐用年数は一般的に10年ですが、保守などしながら長く使用していきたい。
