- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県鋸南町
- 広報紙名 : 町報きょなん 令和7年6月号
6月~8月は、関東地方では落雷の多い時期です。日本では、年間20人程度が落雷被害にあわれて、約70%の方が亡くなっています。世界では、年間一千人の方が被害にあわれ、死亡率は30%程度と言われています。日本の被害率や死亡率の高さは、対応の仕方に起因する可能性が高いです。
■1 雷の予兆を確認したら避難しましょう。
雷は、晴天からいきなり落ちてくることはありません。予兆を認識したら迅速に避難しましょう。
・積乱雲が発達し、周囲が暗くなる。
・冷たい風が吹く
・急な豪雨
・雷鳴が聞こえる
■2 自動車や建物の中に避難しましょう。
建物や自動車に雷が落ちても、電流の大半は外壁等から地面に放電されるため安全です。ただし、屋外から電気が侵入する可能性がある経路がありますので、それらからは離れるようにすればより安全です。
・電源コード、アンテナ線、電話線及びそれらにつながる電化製品
・壁や柱(特に窓際に注意)
■3 屋外にいて建物内等への避難が困難な場合
努めて低い場所・低い姿勢。また、5m以上の高い木や建物から4m以上離れて、その頂点から45度角度で結んだ線以内の範囲は比較的安全です。次の行動は危険なのでやめましょう。
・広く開けた場所での避難
・木の傍や木造建物の軒下での雨宿り
・突出したものの所持
傘、釣り竿、バット及びゴルフクラブ等は手放しましょう。
また、安全な姿勢は、両足を地面に付けてしゃがみこんで低い姿勢をとることです。
■4 落雷の被害者が出た場合は
多くの場合、やけど、心停止をしています。落雷によるやけどは一般的に表面のみで浅い場合が大半なので、心臓マッサージ↓人工呼吸↓やけど処置の順で迅速に応急措置を実施しましょう。