- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都足立区
- 広報紙名 : あだち広報 2025年8月10日号
本紙12面に掲載の「あだち脳活ラボ」は、認知症の権威である筑波大学名誉教授・朝田隆(あさだたかし)先生の監修のもと、本年3月から始まった足立区独自の介護・認知症予防のためのLINE(ライン)公式アカウントです。開始5カ月で登録者数は3,355人(7月30日時点)と、まずまずのすべり出しです
本事業の立ち上げにあたり、本年3月20日に開催した「人生かっこよく! はつらつ講演会」では、実際に朝田先生のクリニックに通われている俳優・山本學(やまもとがく)さんをお迎えして、介護・認知症予防の取り組みの有効性をご自身の経験からお話しいただきました
認知症予備軍か最初期の認知症なら特効薬である程度進行を遅らせることができても、完全な回復は見込めないそうです。一方で、平均4年ほど続く軽度認知障害の間の取り組みにより、症状が改善される方がいることも事実です。この点が本事業導入に踏み切った最大の理由です
「あだち脳活ラボ」では、「もの忘れチェック」によるリスク判定や、体操教室など予防に役立つイベントの検索、専門講師による運動・美術・音楽など感性を刺激する400以上の映像プログラムの配信、記憶力や認知力を鍛える千問以上の脳トレという4つの機能を備え、飽きずに継続できるよう工夫されています。基本は65歳以上の方が対象ですが、気になる方はどうぞチャレンジしてみてください。お手持ちのスマートフォンからご登録ください。
足立区長 近藤やよい