文化 〔8月11日は山の日〕滝をめざして山登り。今熊山のアドベンチャー

春にはミツバツツジが美しく咲き誇る今熊山(いまくまやま)。かつてこの山は「呼(よば)わり山」と呼ばれ、神社で祈願すると失くし物や行方の分からなくなった人などを呼び寄せる言い伝えがあったとか。また、山中には大小2つの滝からなる金剛の滝も。
夏本番を迎えたある日、市街地からバスに乗り、上川町にある今熊山へ。涼を求めて、金剛の滝をめざしました。
※今熊山については八王子観光コンベンション協会のホームページ(右の二次元コード(本紙参照))からもご覧いただけます。

◆Access
八王子駅北口バスのりば7番「川口経由武蔵五日市駅行き」のバスで約40分。「今熊山登山口」で下車。今熊神社遥拝殿まで徒歩で約15分。

(1)登山スタート!
めざすは山頂を越えた先にある金剛の滝。ルートを確認し、いざ出発。
(2)道中の自然を堪能
あたりは緑に囲まれ、すっかり山の中。木や植物にカメラを向けながら、標識を頼りに山道を登ります。火照った体に爽やかな風が吹き抜けます。
(3)市街地があんなに小さい!
今熊山から望む八王子のまちなみ。一面に広がるまちの景色を楽しみながら、ベンチでひと休み。
(4)標高505mの頂へ!
登山開始からおよそ1時間。山頂の目印である「標高505m」の標識を発見。山頂には今熊神社の本殿が静かに佇(たたず)んでいました。
(5)滝をめざしてラストスパート
通行注意の表示を確認。つづら折りとなった階段を慎重に下り、滝へ続く道を進んでいきます。
(6)遂に滝を発見!
音のする方へ歩いていくと、目的地である金剛の滝へ到着。涼やかな光景と心地良い滝の音に心も体も癒やされます。
手前の小さな滝の右脇にある洞窟を進んでいくと落差約18mの大きな滝へ。周囲はひんやりとした空気に包まれていました。
(※詳細は本紙をご覧ください。)

◆安全に登山を楽しむために
登山の際はルートや天候をよく調べ、入念に準備を。管轄する警察署への登山計画書の提出もお忘れなく。

◆今熊神社の獅子舞
古くから今熊神社に伝わる、三匹獅子による獅子舞。1364年に正福寺の別当(べっとう)・重円(じゅうえん)法師が、村人に舞を教えたのが始まりだと言われています。毎年8月には今熊神社と正福寺に舞を奉納し、無病息災などを祈願しています。
日時:8月24日(日)
会場:今熊神社、正福寺(上川町)

問い合わせ:文化財課
【電話】620・7265【FAX】626・8554

・「八王子の獅子舞」は、日本遺産「霊気満山高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」の構成文化財です。